24/5/3

setomikan
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・納豆ごはん

・半熟卵のペペロンチーノ、ラム串

・スパムおむすび

GW後半の4日間のうち、2日めを自宅で過ごしたかったので、今日は出かけることとする。

朝起きてから映画と美術展を調べ始め、そういえばSOMPO美術館の『北欧の神秘』を観に行きたかったことを思い出す。観たかった『バジュランギおじさんと、小さな迷子』も新宿でかかっていたので、この2つをはしごしようと決める。

『北欧の神秘』はわりと良く、体系的に北欧の美術を知るには当然あまりにも作品数が少ないものの、風景画、神話をもとにした絵、都市を描いた絵…… と、地域の特徴をとらえた絵画を観ることができた。風景画は湿った森ではなく赤っぽい岩肌を描いたものが目立ち、氷河を描いた絵も印象的だ。いちばん観たかったのは、ポスターに引用されている「トロルのしらみ取りをする姫」だったのだが、その2つ前に展示されていた山犬が出てくる絵を含めて、暗闇のなかにふわふわの獣が浮かび上がる質感をとても気に入った。作者のテオドール・キッテルセンも覚えた。

急いで西口地下のサイゼリヤ(すいていた、穴場だ)で食事をして、新宿三丁目で映画を観る。『バジュランギおじさんと、小さな迷子』はこれまた評判通り良い映画だったが、インド映画はラージャ・マウリの2作しか観たことがなかったので、序盤の曲の使い方やダンスシーンに肌馴染みのないものを感じて興味深かった。

また、インドとパキスタンの関係性や宗教の違いをまったく知らなかったことにも気かついた。ぼんやりと「インドカレー屋」と呼んでいるお店が「パキスタン料理」を提供している……ということはいままでもあったのだが、その違いを考えたことがなかったのだ。こういう無関心の積み重ねが、ガザでの虐殺にもつながっていったのだと思い至り反省する。

美術館と映画は、休日を充実させるために詰め込んだ予定のようで少し疲れを感じた。それでも、自分の関心世界を広げるきっかけは、できるだけ掴んでいたい。