春は新しいことが始まる高揚感に包まれて桃色の風が吹いているようにみえる。他の季節に咲く花より春に咲く花がいきいきしてみえるのはなぜだろう。しかし厳しい寒さがゆるんで疲れが出やすくなったり、気圧や気温の差が激しかったり外部からの影響を受けやすい体には今の時期が一番堪える。なんせそんな春に体調が悪化して死にかけたことがあるのでわたしにとって春は闘いの季節だったりする。死なないように生き延びなければ。生への渇望がわたしたちを生かす。同時に生かされている。死ぬまでこの体の自分を生きるという覚悟をする今年の春。