サウナに週1で、エニタイムフィットネスに週3・4で通っている。サウナと筋トレは相性がいい。夏から本格的にウェイトトレーニングを続けてだいぶ身体のサイズが大きくなってきた。
サウナに行くと「他人に裸を見せ放題」「他人の裸を見放題」できる。これがモチベーションづくりにいい感じにつながっている。
自分の体が仕上がってくると、世の中の「筋肉ヒエラルキー」における自分の位置がだんだん上昇しているのが分かる。そういうのを感じて嬉しくなる。
それだけじゃない。サウナ好きのマッチョは多い。だから、自分よりはるかにデカいマッチョに遭遇することも、かなりの確率である。「よっしゃ、もっとがんばろう」と、やる気をもらえる。
ベンチプレスが100kg上がる人は日本人の9パーセントらしい。10人に1人。毎週サウナで世の筋肉ヒエラルキーを見ている身としては、もっと少なく感じる。
僕は最近ようやく70kgが上がるようになったところだ。
100kgはまだまだ遠いけど、やってやろうやないの。
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あれ、自分こんな向上心あったっけ?
数字を追い求めることや、もっと上を目指すことは自分には向いてないと思っていた。それでも今、ベンチプレスの重量が増えること、自分の筋肉が大きくなることに胸が躍っている。
ああ、自分脳筋になったんだ。
脳筋の方々はちょっと怖くて近寄りがたいイメージがあったが、自分の脳みそがだんだんカッチカチに筋肉化していくと、「脳筋とはなかなか良いマインドセットだな」と思うようになった。
1番大きな変化は、すごく前向きになったこと。ヒョロガリだった頃はこんなポジティブに生きていなかった。
思えば脳筋の人たちは常にみんなの先頭にいた。声がでかいし、オーラがあるから、この人についていけば大丈夫だと思わせる力がすごかった。
そして、脳筋の人はキツイことでも地道にコツコツ積み上げられるタイプの人が多い。だからすごく信頼できる。チャレンジ精神、向上心を持っていて集団を引っ張っていくのに長けている。
脳筋の人は急に脳筋になったわけじゃない。努力の末、ああいう人間性が完成されているんだ。
少しずつ脳筋の人たちに自分も近づいて行ってる気がする。脳筋の人たちを恐れていたんじゃなくて、多分心のどこかでずっと憧れていたんだな。
何歳からでも遅くない。人は変われる。僕も脳筋になった。君も脳筋になれる。