ここのところ珍しく3つのゲームを並行でプレイしている。大体は2つなのだが図らずも3つになってしまった。その中のひとつ「パルワールド」は、あまりやる気が無かったものの家人がど~~~しても一緒にやって欲しかったらしく、その熱意に負けて始めた。寧ろこれをやるつもりが無かったのに始めたから、やりたいやつを増やして3つになったのだが。
そしてその「パルワールド」、早期アクセスなので諸々不備な点が目立つ。ゲームに詳しくない方の為「早期アクセス」についてざっくり説明すると、要するに未完成のソフトを販売する形態のことだ。製作側は完成前、つまり正式な販売前に資金が調達できるメリットがある。潤沢に資金がある訳じゃない個人や小さい企業で製作しているとなかなか無視できないメリットだ。プレイヤー側は製品版より安く購入出来るし完成するまで待たずに遊べるし、製作サイドを目に見える形で応援できるメリットがあるが、何しろ完成品ではないのであらゆるところで調整不足を感じる。
(余談だが、「早期アクセス」にも色々あるなぁと今回感じた。以前プレイした似たようなゲームも早期アクセスだったがそこまで不備を感じなかったので、あくまで「早期アクセス」は「未完成」のゲームという括りであって、「どこまで完成しているか」は別なんだなと。その以前プレイしたゲームは80%以上、パルワールドは50%くらいの完成度に感じた。)
自分が何故今回「パルワールド」を渋ったかというと、何より「最初だけしかまともなストーリーがない」という点だった。これはユーチューバーのプレイ動画で知ったのだが、最初からチュートリアル完了までは導線があるものの、チュートリアルが終わった途端に「後は好きにやってね」と放り出される。一応、敵の拠点が他にもあってそこを撃破していくっぽいあらすじになっている?らしいのだが、解説や物語は無い。いやあるにはあるが、フィールドに落ちているアイテムを拾わないと読めないので、それに気付かなければ一生知らないままになる。
ゲームは「お話」を楽しむ為にプレイしている自分からすれば、到底受け入れられないものだった。が、渋々始めた。そして現在。
見事に飽きた。
ストーリーが無いということはまさに「砂を噛んでいるよう」で、レベル上げにもマップ開拓するにもボスを倒すにも全てにモチベが湧かない。ボス戦に至っては、ボスが登場しても「全く知らない人がババーンと格好良く出てきたな…」というだけで何の感情も湧かない。虚無。あまりにも飽きて、家人に「つまんねーんだわ」と率直に伝えると「そしたら拠点の改築やってよ」とお願いしてきたので、それならまぁ…と久々に起動した。
改築を始めると、自分で効率を色々考えるので楽しい。どうも自分は、目標や考えるきっかけを外から与えられないと生きていけないらしい、と新たに発見した。家人は自分で目標を見つけるタイプらしく、強い武器の設計図を集めたり、複数スキル持ちのパルを続々と生み出している。よく飽きないな…。