何の告白だよという話だが、自分が「友達」と呼べるのは1人だけだ。しかもリアルじゃなく、オンラインゲームのFF14で所謂「相方」として付き合い始めて、性別と趣味が同じだからなのか気が合ってかれこれ7年位になる。
そして「仲間」はもう少し居る。と言ってもリアルじゃないのは同じで、FF14内と、あと他ゲーム絡みで9年程付き合っている仲間だ。
そっちは、ゲーム内のギルドが始まりだった。そのゲームアプリはマイナーなSNSアプリと連携していて、ギルド内のコミュニケーションは専らそこでチャットするのが常だった。そしてそのゲームに飽きて遊ばなくなっても、SNSの方は別の様々なゲームとも連携していたこともあって毎日開き、ついでにそこのギルドでも「おはよー」と挨拶していた。誰かが挨拶すれば返信もあって、時々愚痴を零して励ましあったり楽しい話を共有したりで細々と関係が続いていた。
そしてとうとうそのSNSアプリそのものがサ終することになったが、我々は相談の結果ディスコードに移動した。そしてそのまま、未だに「おはよー」から始まる雑談をずっと続けている。
メンツは毎日挨拶する人から時々気が向いたら来る人まで様々だが、全員で10人に満たないくらいだ。が、何しろ9年、恋人出来ましたからの結婚しました、一人目産まれました、二人目産まれました、等の出来事がそれなりに登場してきた。先日はその二人目が小学校に上がったと聞いて目を剥いたところだ。生まれた報告聞いたのはついこの前だったじゃん…。
一番若かった人は、当時高校生だったので現在社会人。大学受験から就活から新社会人から恋人が出来た、まで知っている。そしてついに先日、「新人で入ってきた後輩が敬語使えなくて嫌になる」という愚痴を聞いて感無量になった。だって、新社会人として入社した頃は「先輩めっちゃ怖い…仕事の教え方訳わかんない…」って話してたのだ。いやぁ…時代は巡るね…と遠い目をしてしまった。
年齢が大分離れているにも関わらず、ごく自然に付き合えるというまるで実家のようなこの場所、これからも大事にしていきたいものである。にしても「皆、しっかりしてるなあ」とは折に触れて感じている。自分がこの年代だった時はもっと色々酷かったものだが…。因みに、最初の契機となったゲームアプリ自体はまだ続いていて先日10周年を迎えたようだ。記念で色々配布があったようで、久々に起動したよーという報告がちらほら上がっていた。自分は既に飽きたし寧ろ続編を何年も待っているのだが…いつ出るんだ？