プレイログ:ファイナルファンタジーIX

朧せつら
·
公開:2024/6/24

プレイのきっかけ

FF14の拡張パッケージ「黄金のレガシー」でFF9モチーフが多いらしいのだが、何しろ発売されて24年…ほぼ四半世紀前のゲームの内容など殆ど覚えておらず、モチーフを見ても「あーあれね!」ってピンと来る気配が微塵も無かったので再度プレイすることにした。

因みに記憶にあったのは、スタイナーの「姫さま~!」と言う時の動きと、盗賊団タンタラスのゲネロ・ゼネロ・ベネロの「~でよ」と言う時の動きくらい…あ、あとダガーの由来も覚えていた。

プレイしてから

ハードはSwitchでプレイ。たまたまだが「レガシー」のアーリーアクセス発表頃にセールしていた為、安く買えた。

・ブースト機能

移植版だからか、最初からこのブーストが付いている。

なるべく頼らずにプレイして行こうと考えていたものの、24年の間ずぶずぶにゲームから甘やかされヌルゲーマーに堕ちてしまった自分には、使わずに進めることへの難易度が高く…。「ギルMAX」と「エンカウント無し」にはお世話になりました…ありがとうよ…。

・ここほれ!チョコボ

空チョコボにする為には必須、とのことでヌルゲーマーな割に頑張ってた。妙な中毒性があって、1分短いねん…とボヤきつつも狂ったように延々やってた。でも流石に30秒は短すぎて、お宝が見つからずに終わることもしばしばあった。

そして念願の空チョコボに!…なったはいいが、勝手なイメージで「どこでも離着陸可能なフリーダムな乗り物」と思ってたのに、完成してから森でしか離着陸出来ないと知り愕然とした。飛空艇より使い勝手よさそ~って頑張ったのに、飛空艇のが上やん!

でも空チョコボでしか行けないところはあるので、育てたのは結果として良かった。じゃないと永遠にモグネットが復旧しないところだった。

・ステラツィオ

ちょこちょこ拾ってはたまに寄るトレノで何も考えずに渡していたので、最後に「じゃ~折角だし揃えるか」の段になって、後何が残ってるか分からなくなった。こうなるのは分かってた、けどついやってしまったんだよな…。

さて問題です。後何が足りないでしょうか?

・レベル上げ

「エンカウント無し」のお陰で道中はさくさく進むものの、エンカウントしないんだからレベルはどうしたって上がらない。なのでレベリングは結構勤しんでいた。

中盤に使えるレベリングとして攻略サイトでお勧めされていたのが、グランドドラゴン。クイナにレベル5デスを覚えさせれば一撃で死ぬというお手軽さ。ただ、絶対パーティに入るジタンとクイナで2枠取られるので、残り2枠で全員順番に上げていくとそれなりに時間はかかる…。が、何しろ楽なので延々倒していた。

終盤は「効率の良いレベル上げ」としてヤーンが紹介されていたが、めちゃくちゃ手こずらされた結果、グランドドラゴンに戻った。はないきで飛ばされる、コメットで即死する、生き残ったと喜んだらウイルス食らって経験値貰えなくなる、で極悪だった。

めちゃくちゃグランドドラゴンを倒したお陰で、フライヤの竜の紋章は余裕で9999ダメを叩き出していた。助かるぅ~!

↑この頃はもう、ドラゴンの一撃では死なないのでクイナを外し「ダメージ9999固定」で皆で殴ってた。

・クジャ

初登場時、あまりのエロさにびっくりした。24年前は全く気にしてなかったのか、画面が荒くて(自宅のテレビもそこまで高解像度じゃなかったろうし)気付かなかったか、そもそもエロさに鈍感だったのか…。

なので出てきてこっちを向いた時に、なるべく撮影してた。何してんだ。

感想

・ジタンかっこよすぎんか?

これに尽きる。最初から最後までかっこいい。自分をしっかり持って、悩んだり迷ったりする仲間と共に考えたり励ましたり。ザ・主人公っぽい主人公だった。

因みに、ベスト・オブ・かっこいいはここ↓。「か、か、か、かっこええ~~~!」って叫んだ。

こんなかっこいい主人公なのに、何故24年の間に忘れたのかが謎。まぁ、24年前じゃジタンの魅力は分からんかったかもな…単にチャラいにーちゃんかって捉えたのかも知れないし…。

自分の座右の銘が割とこれに近いので、シンパシーめっちゃ感じた。

・今だから分かることもある

ダガーがブラネ女王を止めに行く為に、こっそりリンドブルムからアレクサンドリアに戻るが、昔は「わざわざ捕まりに行く為に戻るってアホみたい」と感じた。ストーリーの進行上、「後で主人公が助けに行く」という分かりやすさと盛り上がりのためもあるだろうけど。でも大分歳を食った今なら、何となく分かる。肉親が狂ってとんでもないことをしでかしている時、自分なら止められるんじゃないかと考えてしまうのは普遍的にあることだろう。

スタイナーの滑稽な程任務だけに忠実な姿勢も、昔は「このおっさんウザ」程度だったが、今ならそういう風に視野が狭くなることも分かる。何かに従っていればそれだけで済むという気楽さと安直さ、それしか考えてこなかった故に周囲に目が向かない、これも普遍的にあることじゃないだろうか。

・大人向きのストーリーかも

ここが難しくて分かんねーわってとこは無かったが、昔もちゃんと分かってたかはとても怪しい。色々なモノに触れてきた大人だからこそ分かるような内容、「ああ、あれに近い感じね」みたいな理解が及ぶ内容だったと思う。それと黒魔導士の村で見られる「死」にまつわるストーリーも、死が然程身近に無い分、若かったらそこまでピンと来ないかも知れない。

まとめ

当初の予定通り、40時間超で終了。最もこれは、「ギルMAX」と「エンカウント無し」のおかげであって、何のブーストもなければもっとかかっていたと思う。まぁブーストが無ければその分道中でレベリング出来ただろうから、グランドドラゴンのお世話になる時間は短くて済んだのかも知れないが。

レベルは、絶対パーティから外せないジタンは75で、他のメンツは61。これは最後辺りでレベル5デスを使ってくる敵を避ける為、60で止めてたのを61まで上げた。攻略サイトによるとクリアは60推奨らしいので、これでもギリギリだったっぽい。61だと大半のアビリティはあるものの全部は揃っておらず、漏れも分かって来る段階なのだが、装備入手忘れで「このアビ今更どうやって覚えれば…」と途方に暮れることがちょこちょこあった。例えば、スタイナーだけ「いつでもリジェネ」を覚えられず(他のメンツが修得した金の髪飾りを装備できないから)、火力が高いのに前線に出せないというジレンマがあった。スタイナーが装備できるアイテムを調べれば勿論分かるが、ほぼ最後だったし「もういいか…」の気持ちが勝った。

このFF9、「黄金のレガシー」前に滑り込みで始めて無事終わった訳だが、プレイして本当に良かった。ほぼ完全に忘れてるから純粋にストーリーを楽しめて面白かったし、寧ろ昔より理解は出来ていると思う。心残りは、「黄金のレガシー」CE版でもらえるマウント「アーク」を1回もFF9内で見ていないこと。ダガーの召喚系は覚えさせるのが大変なので完全に後回しにしており、召喚獣は最後までラムウじいちゃんだけだった。アークをダガーに憶えさせてから「レガシー」やろう。


※追記:アーク取れました。

@setsura_o
モブゲーマーが、文章を書く練習をしているようです サブ:sizu.me/kaguya_licht ブルスカ:bsky.app/profile/kaguyamondlicht.bsky.social