
会場:姫路文学館
会期:2025年9月27日〜12月14日
開催が決定してからずっと楽しみにしていた原画展にやっと行けた! 二人とも早起きだったので、十一時前には姫路に着いていた。すごい。それはそれとして姫路文学館は遠かった。以前、「守り人」シリーズの展覧会に行ったときも思ったけれど、すごく遠かった。行き道はループバス、帰りは散策しながら徒歩(こちらについては後半で書きたい)で移動した。ループバスは便利でした。
原画展について
山田章博の原画、最高以外に言う事ある!?
まって、これではすぐに終わってしまう。そうですね、どの原画も素晴らしく緻密で細密だったのだけど、やはり数少ない頑丘に目が行ってしまった。めちゃくちゃかっこよかった……。平日だったこともあり人も少なく、かなり長居してしまった。ホワイトハート版と新潮社版を並べて展示してあったので、描きこみなどの見比べが出来たのが本当にとてもよかった。あんなにうまいのにまだうまく、さらにうつくしく。たゆまぬ努力の凄まじさではないかと思った。唯一残念なのが図録がなかったことだけれど、そもそも画集などがありました。スペースの問題で購入を見送っていたのですが、踏ん切りがつきました。年内に入手します。(というか帰り道に途中下車で大きい本屋さんに行こうとした。さすがにお兄さんに止められてしまった。それはそう)
オリジナルスタンプラリーのノベルティは終了していましたが、スタンプが捺せて大満足でした。版画のようで、また違った味がある。嬉しくて「十二国記」のスタンプは手持ちのノートにも捺した。ロルロルに貼ります。
つい最近開催された久川綾さんによる朗読の台本が追加展示されていて、久川さんによる書きこみがものすごく丁寧で興味深かった。次の行にわたる一文を、目を動かさずに読めるようになのか、一行に収まるように書き直していたり。……伝わるかわからない文章になってしまった。撮影不可だったんだよな。山田章博画「楽俊」は撮影可能だったが、どうにも影が入ってしまった。無念。
展示がただただよくって、「よかった……」しか言うことがない。お外のパネル展示もよすぎるとしか言えなくって……。いやほんとに。あの珠晶を選んでくださってありがとうございます。のぼりも壮観でした。

はためく瞬間をうまく撮れました。自画自賛。

水面に映る珠晶。配置は天才の手腕。

めちゃくちゃ悩んだ末、ひとつだけ買った表紙アクリルマグネット『図南の翼』! ところで頑丘のアクスタ要望をアンケート用紙に書けばよかったんじゃないですか????? いまきづいちゃった。
好古園と双樹庵
帰り道々、せっかくだからとお兄さんが職場の方に聞いてくれたオススメスポットにも足を伸ばした。(千姫の小路というのも歩いた)かなり広くて、観光の方も沢山だった。こんなに沢山樹木を見たのは久しぶりかもしれない。風が涼やかで心地よかった。

海の音も好きだけど、滝の音(借景)もよかった。

双樹庵でお抹茶と和菓子を頂いた。和室! も、随分久しぶりかも。とかげちゃん、マナー違反な気もしたけど、一瞬だけ。しっぽがあるから少しななめ。
大塚国際美術館に引き続き、芸術の秋を堪能でした。次は大ゴッホ展(前期)に行きたいです。