
大阪高島屋七階で開催中の「不思議の国のアリス展」に行ってきました。出版160周年を記念しての開催とのこと。
今回の展覧会は挿絵に焦点が当たっており、テニエルの原画(再プリント版画)、ハリー・シーカーの彩色、ディズ・ウォリスの彩色、ジョン・マックファーレンのカラー画などを中心に、キャロル自身による挿絵や彩色者不明のバージョンなどを観ることが出来ました。同じ場面、同じ原画を元にしていても彩色の違いが楽しめるという、非常に贅沢な展示方法でした。図録にばっちり収録されているので、改めて見比べることが出来るのも嬉しい。
四月に行った「エルマーのぼうけん展」でもそうだったのですが、フラッシュを焚かなければ展示品の撮影が基本的に許可されていて(もちろん、撮影禁止のものもあった)、これは時代だなあと思いつつ、ありがたく大好きな青虫さんとアリスの展示を撮らせてもらった。一番好きな組み合わせなので。
各展示の説明として『~アリス』本文の引用もあり、物語に詳しくなくても楽しめるようになっていた。これも「エルマーのぼうけん展」と同じで、いい取り組みだと感じた。フォトスポットもいくつかあった。楽しくていい。
展示を観ていくうちに、自分が親しんでいたのは『不思議の国のアリス』のほうであって、『鏡の国のアリス』でないことに気付いた。子どもの頃に見ていたディズニー映画版は両方を混ぜた上で作っていたので、知っている気になっていた。ので、『鏡の国のアリス』を改めて読む機会を作りたいところ。どの訳がいいかしらん。

写真は自分用のお土産たち! いや~! まさか青虫さんとアリスのグッズがあると思わず! 全種類にあったら、破産するところでした。あぶないあぶない。ポストカードの四隅にあるトランプのスートは箔押しになっていて、銀色に光っています。すごく素敵。