【日記】映画鑑賞「破墓」「侍タイムスリッパ―」

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公開:2025/4/20

引っ越してから映画館がだいぶ遠くなってしまった。仕事帰りやレイトショーでの映画鑑賞は難しく、「名探偵コナン 隻眼の残像」は未鑑賞。早く観に行きたいと思いつつ、今日は部屋の壁一面をスクリーンにして「破墓」「侍タイムスリッパ―」を観た。

ところで、「犬が死ぬかどうか」だけを端的にレビューしている方がいる。非常に助けられているため、動物が無事かどうか等、自分が事前に知りたいことをちょっと書いておこうと思う。私の方は感想つき、ネタばれありです。


破墓」(字幕)

無事ではない動物:鶏、豚

不明な動物:犬、熊

逃げた描写があるためおそらく無事な動物:狐

巫堂(祈祷師)とその弟子、墓地を見る風水師、そして葬儀師が受けた事件に端を発し、墓と秘密とを掘り起こしていく話。静かにずっと面白いのに、物語の導入部のような緊張感がずっと続いて、終わってほしくないのに「いつ終わるのだろう」とはらはらした。

「日本軍の亡霊かと思いきや鎧兜を着ている……?」という疑問には答えがあったり、かと思えば身体に経を書く描写で耳は綺麗なままだったので「耳なし芳一……?」と余計な勘繰りをするはめになったり、自分が日本人だからこそ持つ感想もあった。それぞれに後遺症が残っていること、戸籍・血縁に関わらず家族写真におさまっての写真撮影で終わる結末が好きだったな。


侍タイムスリッパ―

・嘔吐描写あり

会津藩士がひょんなことからタイムスリップし、寺で面倒を見てもらいながら時代劇の斬られ役をつとめはじめ、更には……。という話。シリアスとコメディの按配が丁度良く、最後の殺陣を超えた試合は現代で生きていくために必要なことだったのだろうな……。とほろりときた。構えを剣術のものになおそうとしていたのに、いざとなると時代劇の殺陣が出てしまっていたのも良かった。

この映画が口コミで広まり、上映館を大幅拡大したというのは作中の時代劇についての話にも重なり良かったなあと思う。今日観た映画はどちらも余韻が好きだった。