母の病院の付き添いに行った。
道中で十数年前に亡くなった父の話をした。典型的な昭和の人で、とにかく酒が好きだったな。自分は知らなかったけど、自分が生まれる前はなかなかの遊び人だったようだ。
そしてずっと覚えている父の一言がある。自分が料理していると「男は台所に立つんじゃない」と言ってきたことだ。家族もののテレビドラマに出る頑固おやじが言うようなことを普通に発したので、それが忘れられない。
そういう人ってほんとにいるんだなと。だいぶ昔の出来事だからまだ良いけど、今じゃ時代遅れもいいとこだ。今思うと変わった人だったなあ。