ジャンプを買わなくなって数か月たった。もとからずっと買っていたわけではなかったが。
Xのフォローしてる人は変わらないので話題はなんとなく流れてくる。で、暗号学園とアスミカケルが終わったことを知って、やっぱり俺はもうジャンプの客じゃねえんだなと思った。
もともと読むのやめたのは、好みじゃない作品が上位に来て好みの作品が下位にある時期が続いたから。アンケート出して応援しても報われない感じに疲れてしまった。「PPPPPP」が終わった時点で俺は他のジャンプ読者とは相いれないのだと思ったけど、実際それは間違ってはいなかったのだろう。
それ自体は別にいいけどね。俺は俺が面白いと思うやつを読むし、他の人もそうしてるだけ。
ただまあ、せっかくだから読んでた連載たちについてちょっと書き記しておこうかなと思った。今のっていうかもう終わってるやつも含むけど。
・ONE PIECE
よく知らない。一応インペルダウンあたりまでは読んだことあるけれど、それも何かの無料公開で読んだものだから、あんまり覚えていない。面白い作品とは思っているけど、ジャンプ知った時点で70巻以上出ていた漫画を追うのは無理だよ。本誌でくまの話をしてたけど、まず、くまってロボットだと思ってました。
・僕のヒーローアカデミア
絵がめっちゃ好き。ただ、単行本は途中から買っていない。完結してからまとめて読もうと思っている。デクとかっちゃんのコンビめちゃくちゃ好きなんですよ。かっちゃんみたいなキャラを中心に据えてくれたことはとても嬉しいし、立ち上がってくれたシーンは感動した。403話ですね。これの次の話を最後に買ってないんですよジャンプ。いいとこで切ったな俺……。
・呪術廻戦
単行本も買っていたけど、死滅回遊のルールがわからず、キャラクターが何のために戦っているのかよくわかんなくなったので追っていなかった。そうするうちにキャラが増え、「なんか知らないキャラが活躍してる……」と思いながら読んでた。虎杖と乙骨が好き。野薔薇は結局まだ生死不明なんですよね?
・ハンターハンター
読んだことない。こうして考えると俺長期連載だいたいわかってねえな。
・夜桜さんちの大作戦
わりと好き。最初の方はあんまり真面目に追っていなかったけど、開花したあたりから面白いぞ……となって、単行本もちょっと買った。まさか子ども世代に移るとは思っていなかったし、それ以降ずっと面白いのすごいと思う。
・アンデッドアンラック
好きな作品。これはオータムあたりで一回単行本は買わなくなったけど、リップ戦からループして現在に至るまでがずっと面白くて全巻買った。アニメの方はほとんど見ていないけれど、OPの出来はすごい良かった。何気にセリフ回しもいいんですよね。否定能力になぞらえながらのセリフ。ボイドさんの避けようのない幸運、とか。
・僕とロボコ
パロディがあんまり得意ではないので、そんなに追っていない。けど、ガチゴリラとモツ夫がいいやつだったり、ボンドがジャンプ休みであほになったりと、好きなネタも結構ある。
・SAKAMOTO DAYS
アクションシーンがめっちゃかっこいいと思う。ただ、ストーリーの方はそこまでそそられず、単行本は買っていない。デザインで言うと赤尾リオンが好き。セリフ回しも結構好きだな。ただ、キャラクターとして好きな人、というのが俺にはいないな……。
・逃げ上手の若君
歴史ものをそんなに読まないので最初は読んでいなかったけれど、いざ読んでみたら流石松井優征、とても面白い。この時代のことをあんまり知らないのが惜しまれる。史実からこうも個性豊かなキャラクター達を生み出し動かせるのすごいね。
・ウィッチウォッチ
好き。スケットダンスの頃から篠原健太は好きだし、単行本も買っている。大爆笑できる回が安定してあるのが楽しいんですよね。シリアスについても日常の描写からうまく拾ってくるのが抜群にうまくて、見ごたえがある。
・アオのハコ
読んでいない。うまく言えないんですけど、すごくマジョリティ側にある作品だと思う。ダメなところがあるとは全然思わないけど、正しすぎると感じてしまう。
・あかね噺
面白いと思うんですけど、なんとなく読まなくなった。単純に刺さらなかったんですかね。最初の3巻は買ったし、破門にした師匠と対面で話すシーンは好き。
・ルリドラゴン
なんか知らない間にすげー売れてて知らない間に休載していた。このころあんまりインターネット見てなかったんだけど、そんなに話題だったんです?
・暗号学園のいろは
西尾維新が好きなんですよね。言葉遊びもそうですけど、短くも印象的なセリフや、過去の描写から拾ってくるのが上手い。俺はこう、作中の積み重ねを感じられる展開に弱いし、その作者の書く言葉が、漫画を評価するうえでかなり優先されるのだと思う。暗号は簡単な奴しか解けなかったけれど、楽しく読んでいた。
・キルアオ
安定して面白いと思う。セリフも地に足のついたというか、すっと入ってくる印象がある。あと、出てくるキャラクターがみんな基本いい子なのが素敵。
・鵺の陰陽師
面白いと思う。作風が個性的な漫画はそれだけで結構好き。いい意味で変なところだらけだけど、決めるところはちゃんと決めてくれるのが安心感ある。学郎がすごくいい主人公だと思うし、影を力にするって演出かっこよかった。
・アスミカケル
面白いよ。この作者は、スポーツの魅力と、その競技者、関係者たちの人生を真摯に描いてくれる人だと思っているので、それがとても好き。連載が終わってしまったことは聞いているけれど、どうかまた、面白い漫画を描いてほしい。
・魔々勇々
一応一巻分くらいは読んだと思うが、あまり刺さらなかった。コマ割りが特徴的なのは面白いけど、作品に合った演出だったのかはよくわからない。個人的には読みにくさも感じた。この作者は「絵に描いた餅を描いた餅」が面白かったので、いい作家だと思うけれど、今回はあまり好みではない。
・カグラバチ
決めのシーンがとてもかっこいいのと、言葉のセンスがいいので好き。今一話見直しているけど、演出も結構好きだな。ストーリーについてはよくわからない。主人公のチヒロがよくわかっていない。まあ、最初の方しか読んでないからしかたないけど。ちょっと経って良さそうなら読もうかな、と思う。
・ツーオンアイス
刺さらなかった。作者のセンスが出ていると思うのだけど、それが個性的だと感じられなかった。俺思うんですけど、競技の説明をしなければならないスポーツ漫画、ジャンプには扱うの難しいんじゃないかな。
・グリーングリーングリーンズ
この辺からジャンプ+で最初だけ読んだやつ。これは、主人公の描き方が丁寧で好き。ゴルフについてはあまり詳しくないけれど、個人のスコアを競う競技と、この作者の心情描写の仕方は合うんじゃないかな、と期待している。単行本出たら買ってみてもいいかもしれない。
・累々戦記
よくあるやつだ、と思いました。専門用語が多い。主人公の造形に、そこはかとなく、ぼくらの血盟ぽさを感じる。あそこまでではないけど。
・超巡!超条先輩
まだ読んですらいない(ジャンプ+にも来ていないので)。ただ、左門君がとても好きだったので、これは買います。
・ブラッククローバー
すごいストレートで好き。それでいて、魔法帝の正体とか、フッハの描写とか、魔法のコンボとか、ところどころちゃんと上手いし、キャラクターについてもみんな魅力的。いい漫画だと思う。
・アイスヘッドギル
この作者読み切りは結構よかったと思うんですけど、これはなんか読みにくくて、ほとんど読んでいなかったです。どういう話かあまり把握していない。
・ドリトライ
ネットミームになりましたね。絵があまりに崩れている。これの元となった読み切りではそんなことなかったじゃないですか……。ただ、最終回にいたるまで、作品のなかでテーマがぶれなかった点は好印象です。
・テンマクキネマ
普通。せっかく絵が上手いのに、食戟のソーマのときみたいな、一枚絵でひきつけられるページがなかったのがもったいないな、と思った。ただ、最終回まで読んでみると、映画を完成させて、幽霊をクレジットに乗せて、これからの展望も見せて、と短編としてまとまった感じになっているのは結構好きでした。映画を撮るときの技術話は面白かった。
・マッシュル
最初の方は単行本も買っていたけど、いつの間にか買わなくなった。ゆるく進みながらも、決めるところは決める、という独特の雰囲気は結構好き。思い返せば、初期の腹パンシーンの見開きでつかまれたんだったな。あと、1話で脅してた人とじいちゃんがちょっとコンビみたくなってたの好きでしたね。
・人造人間100
作品に一貫性があってとてもよかった。この作者の次回作を楽しみにしている。ただ、ちょっと絵に外連味がないなと思う。最初読んでなかったし、コミックスの表紙も手を出しづらくないかい。
・一ノ瀬家の大罪
まじでよくわかんない。タコピーでも読み切りでも、良いの描ける作家なのは知ってるので、次回作を待っている。
とりあえずここまで。
こうして書いてみると、やっぱりジャンプで売れてるタイプの作品があんまり好みではないな。
まあ、好きなものを読みますよ。