12月くらいからTVで競馬を見るようになった。
俺くらいの年でそういうことを言うと、ウマ娘?と聞かれるが、実際は競馬をよく知らない俺のTLにもちらほら流れてくるイクイノックスが出るというので、暇だから見てみた、というのがきっかけである。
ジャパンカップ。それがラストランだった。
衝撃だった、というとちょっと大げさになる。
ただ、面白いなと思ったので、その次の有馬記念は100円だけ馬券を買ってみたが、どの馬を応援すればいいのか明確な状態で見ると、なるほどこれも面白い。(ちなみに勝った)
というわけで、日曜日の「みんなのKEIBA」を見るようになった。馬券は毎回ではないが、単勝と、気が向けば三連複に100円ずつという感じで買う。
選ぶ基準は基本的には名前で、親やその親に知っている名前があればなおいい、というくらいざっくりとしている。ウマ娘は確かマンハッタンカフェが出たあたりに少し触れて、結局すぐやめたけれど、ファンアートや最近やってたアニメの感想が流れてくるので名前くらいは知っているし、脚質や、芝やダートがあるという知識はそこで覚えた(初歩的)。これは結構ありがたいというか、ゲーム化ってやっぱり敷居を下げてくれる。
youtubeではジョッキーカメラというのが見れるようになっていて、騎手の目線からの映像が見える。流れていく景色や、騎手の息遣い、歓声も聞こえるようになっており、走り終わった後、馬に語り掛ける爽やかな声や、健闘を称えあるやりとりはともすればドラマチックでもあり、なかなか面白い。
思えば、競馬というのは強い馬の血を継がせて、また強い馬を誕生させるものである性質上、一頭の競走馬にも連綿と受け継がれてきた血筋と、歴史という名前のドラマがあるわけだ。そこに騎手との関係性も盛られるわけだから、そりゃあ知れば知るほど面白くなるんだろう。
俺はまだ、なんとなく知ってる名前で、なんとなく気になった馬を決めて見ている程度だけれど、この先飽きずに見続けていたら、趣味だと言い切れるくらいにハマるときはくるのかもしれない。
とりあえず、イクイノックスの子どもが走るのは見てみたいと思う。