しあはいかにしてクラフトビールを愉しむようになったか

shiaa246
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こちらはmstdn.beer Advent Calendar 2023 13日目の記事です。てすとくんさん、アドベントカレンダー開設ありがとうございます。迷いましたが思い切って初参加させていただきます。

昨年12月にビア鯖に迷い込んでから早くも1年が経ち、その間に様々な場所へ行き様々なクラフトビールを飲み、はたまた通販までして買ったクラフトビールで家飲みをし、その写真をアップしていますが、その度に反応してくださる心優しい皆様ありがとうございます。そんな私が、何故そこまでしてクラフトビールというものを追いかけるようになったのか。自己紹介がてら、書き記してみたいと思います。

成人したての頃の私は、ビールの苦味が受け入れられませんでした。何故苦いものをわざわざ飲まなければならないのか、それにお腹がぱんぱんになってしまってどうしようもない、世の中には日本酒という素晴らしいものがあるのに……と合コンでも日本酒をオーダーするくらいの日本酒好きでした。しかし30歳を過ぎる頃、ふと仕事終わりにグッと飲んだビールがおいしかった。その頃から、たまにビールというものを少しだけ嗜むようになっていました。

そして2009年、その出会いは突然にやって来ます。

その頃、私は精神のバランスを崩し、自宅で療養生活をしていました。しばらく働いてはいけないと主治医に言われ、運動や気分転換の為もあり家から少し離れたところにある病院に電車で月に2〜3回通う。そんな先の見えない不安に押しつぶされそうな暮らしの中、私はTwitter(現X)というものに出会います。最初は独り言を呟いていただけでしたが、趣味や居住地で繋がった人たちと会話が生まれ、そのコミュニケーションが楽しくなっていき、そしてついに実際にオフ会というものに参加してみることとなります。新潟の清水酒店さんを筆頭に酒屋さんや飲食店のアカウントもたくさんフォローしていて、そういった繋がりからか、オフ会会場となったお店にはおいしいお酒がたくさん並んでいて、その中で私は運命の出会いを果たします。

スワンレイクビールのアンバースワンエール。

これを飲んだ時、今まで飲んだことのないようなビールの味わいに衝撃を受けました。世の中にはこんなビールがあるんだ……。

それからというもの、様々なクラフトビールやお店の情報をネットや清水酒店さんのくださるJapan Beer Times、TRANSPORTERから仕入れ、足繁く新潟市内のクラフトビアバーに通い、スワンレイクの周年祭でしこたま飲み、挙句の果てには都内のビアバーを1人でハシゴしに行くようにもなりました。この頃に写真を撮ることの楽しさも教えてもらい、「ビールを飲んで写真を撮る」という習慣が生まれるようになったのです。

先日久しぶりに都内でビアバー巡りをしてきました。新潟では樽で飲めないおいしいビールをたくさん楽しめて最高の時間でした。やはりクラフトビールの楽しさはバラエティに富んだおいしさを味わい、発見するところにあるのだと思います。ラガーやピルスナーの味わいの安定感と喉越しも大好きなのですが……。

マイクロブルワリーがたくさん出てきて、世の中にクラフトビールが溢れすぎてよくわからなくなってきた今日この頃ですが、これからも、クラフトビールを楽しく飲んでいきたいなと思います。そして私が思うのは、定番のビールやスタイルはやはりおいしく沁み入るということです。

わたしはアンバーエールの他にはペールエールが特に好きなのですが、多種多様なスタイルのビールを飲んでいる中、ふっとペールエールを頼んで飲むと、自宅に帰ってのんびりしている時のような気持ちになり、飲み疲れが収まるような気がしています。伊勢角と忽布古丹のペールエールが大好きです。

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@shiaa246
しあのひかえめな言葉たち