「こうだったらいいのにな」を見つめなおす

shigemots
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公開:2023/11/25

暮らしていると、心の中に「こうだったらいいのにな」という気持ちが、ふと生まれることがある。

もっとお金があったら。

この作業が、もっと楽になったら。

あの人と、もっとうまく話せたら。

その気持ちを叶えようと、僕たちはがんばる。

仕事をしたり、新しいものを作ったり、誰かと一生懸命ことばを交わしてみたり。

でも、ときどき、その「こうだったらいいのにな」が強くなりすぎて、苦しくなることがあるのかもしれない。


人との関係が、なんだかギクシャクしてしまうとき。

その始まりは、相手への小さな「こうしてくれたらいいのに」という期待だったりする。

その期待と、目の前の現実との間に挟まれて、悲しくなったり、怒ってしまったり。

そんな気持ちのぶつかり合いが、また新しい悲しさを生んでしまう。

もしかしたら、相手に何かを望む前に、少しだけ立ち止まって、自分の心の中をのぞいてみるのがいいのかもしれない。

この「こうだったらいいのに」は、どこから来たんだろうか、と。

相手にそれを望むのは、当たり前のことなのだろうか、と。

そうやって、自分の期待を見つめなおして、少しだけ形を変えてあげたらいいのかもしれない。

現実に、そっと寄り添うように。


そんなふうに、自分の心と静かに向き合える人が増えたら、世界はもう少しだけ、穏やかになるのかもしれない。

こうして、結局僕も、「こうだったらいいのにな」と世界に期待してしまっているのだけれど。

おわり。

@shigemots
取るに足らない、拙さを残していってみたい。