新宿バルト9で『月』を観た。平日の朝10時だったが、席は6割くらい埋まっていたように思う。映画の内容は大変胸クソ悪く、普段自分が関わっている人たちのことをずっと思い続けながら観た。途中しんどくなって何回か目をつむった。上映後は一番しんどかったシーンの画が頭から離れなくて食欲がない気もしたけど、お腹が鳴っていたので結局ガストに入ってハンバークとライスを食べた。美味しかったけど気分はサゲのままだった。
その後は美術館に行きたかったので山手線で上野に向かう。電車の中で、渡邉琢さんの『障害者の傷、介助者の痛み』を読んだ。
東京都美術館に「上野アーティストプロジェクト2023 いのちをうつす」という展示を観に行った。人間以外のいきもの(動物、植物、菌類など)のいのちを描いたり彫ったり撮ったりしていた。辻永さんの植物画がとても良くて、それを観ている間は映画の胸クソ悪さは忘れていられた。展示のチラシに使用されている馬は絵かと思ったら写真だった。競走馬の撮影している方の写真で、これもよかった。
辻永さんの絵のポストカードとかあったらいいなとか思いながらミュージアムショップに寄ったけど、普通になかった。ので東京都美術館のロゴとイスのマークが刺繍されているハンカチを購入した。美術館に来るときは8割くらはミュージアムショップが目的なところがある。先週の水曜日は科博と上野の森美術館に行ったので一週間ぶりの上野だった。この気楽さで美術館に来ることができ、映画館と美術館を一日ではしごできるなんて都会の良いところが凝縮されていると思った。地元なら絶対に無理。
なぜか今日は眠気がすごくて帰りの電車はほぼ爆睡。家に帰る前にコメダに寄って、渡邉琢さんの本の続きを読んだ。