たこさんウインナーと深夜高速バス

詩歩
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夜行バス文学が書けそうなくらい、かなりの数、乗車している。そんな本日も夜行バスの7B席から日記を書く。結構、この時間が嫌いじゃない。もはや文章を書くために乗っているのかもしれない。新幹線にはない時間である。

スズキナオさんの『深夜高速バスに100回くらい乗ってわかったこと』という本がいつまでも好きだ。

数日前から酷い胃炎にかかってしまい、夜も痛みで眠れなかった。何か食べると吐き気が止まらなくなる。薬を飲んでいるか、絶食していると幾許か楽である。

しかし、時間潰しで入ったプロントで、たこさんウインナーが食べたすぎて勢いで注文してしまった。もちろん、同時に速攻で薬を飲み込んだ。ちょっと具合が悪い気がする。たこさんたちの顔が浮かぶ。食べなければよかった。

ちなみに、今日のバスの隣席には、お坊さんが乗車。なんだかいつもより安全な気がする。しょうもない迷信を信じたくなるくらいには、身体が弱っているらしい。

当たり前に身体に悪いことができるって本当に恵まれている。だから健康なときほど、アルコールとかシーシャとか存分に享受した方がいい。身体に悪いことができるのは健康である特権だ。使わずしてどうする。

夜行バスは、カーテンも全部締め切られるし、ふわふわと移動するので、時間的にも物理的にも区切られた空間に感じられる。そして、いろんな人の人生が詰まっている感じがして好きなんだと思う。

この文章は校正しなくていいし、頭に浮かんだものをどんどん吐き出せる。どこに書くかでぜんぜん変わるんだな。

バス酔いしてきた。終わり。