友達として好きになる人ってどんな人だろうと考えたときに「誠実」というキーワードが頭に浮かんだ。
ぼくにとっての誠実な人とは「他者と100%分かり合うのは不可能だと分かった上で、それでも分かり合おうとする人」だと思った。
分かりあえなさを理解していない人は、自分と相手の考えがズレていることに気づけず価値観の押し付けに無自覚だったりする。
そもそも分かり合おうとしていない人は、「利用する」という道具的な関係で接してきたりする。(会社だと、注意しないとこのような関係性になりやすい)
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人と完全にわかり合うというのは難しいし、不可能だと思う。
毎日一緒に過ごしている妻のことも、正直半分も理解できていないのではと思う。
でも、人は変わっていくので、理解しようとしなくなった途端、理解度は40%、30%と減っていく。そして、もっと分かりあえなくなる。だから、100%知ることはできなくても、1%でも理解度を上げようとする。
そして、重要なことは「理解度を50%から51%にすること」ではなく「知ろうとする姿勢」なんだと思う。「自分に興味がないな」とは打ち解けられない。
人と信頼関係を築いていくことは、お互いに歩み寄ることであり、歩み寄ろうとしてくれる人のことを「誠実」だと思うのだろう。
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先程「分かりあえなさを理解できない人」という表現を使った。
でも、価値観の押し付けは、自分もやってしまっているかもと思った。メンバーにフィードバックする機会が増えると、アドバイスが求められる。でも、アドバイスには価値観が付随する。価値観を押し付けすぎていないか、自覚的になりたい。
だが、価値観を抜きにして意見を言う事も難しいので、「これはあくまでぼくの意見だから参考程度にね」と前置きをしている。もっと良い方法がないのかなあ、といつも思っている。誰か良い方法教えてください。