いわゆるハンドヘルドのゲーム機が活発だ。PCゲームを携帯で遊べる時代になり、各社いろんなゲーム機がでている。
僕自身はSteamDeckを使っているけれど、はっきりいってSteamDeckはスペックが最高ではない。ROG AllyやGPD WIN4などスペックだけで言えば上回るものは他にあるが、結局は現時点でSteamDeckが最高だと思っている。
スペックが高くとも使いにくいものは不便である。SteamDeckはWindowsではなく専用OSを使っているためSwitchなどのように専用のゲーム機としてすぐにゲームが遊べる。途中でスリープして再開もできる。
いっぽうでほかのゲーム機はWindowsで動いているのでWindowsを立ち上げてSteamを立ちあげて...というようになっており、見た目こそゲーム機なものの実態はWindowsPCなのである。これが使いにくい。
そもそも僕が携帯ゲーム機で遊ぶのは日常の隙間だったりする。ちょこちょことした休憩時間にちょこっとづつ遊んでいるので、そこでもたつくのはよくない。
SteamDeckは画面の解像度フルHDじゃやなく1280✕800と高いわけじゃない。ほかのゲーム機の方がきれいだ。でも、解像度が低いこともメリットがある。解像度が高いほどパワーを使う。解像度が低い分、パワーを抑えられるほかバッテリーのもちもよくなる。それにもともとの画面が小さいので解像度が多少低くてもあまり気にならない。
SteamDeckをだしているVALUEはその辺をよくわかっていて、バランスの取り方がうまいと思う。価格設定にしても。開発者インタビューを読んでもそのあたりのユーザー目線、誠実さが伝わってくる。魂がこめられたプロダクトだと感じる。
https://www.4gamer.net/games/038/G003821/20220804053/
実際、SteamDeckはその点で非常にソフトとしても優れていて、アップデートもこまめに行われている。総じていうなら、ビルドクオリティが圧倒的に高い。
だから僕はスペックは低くてもSteamDeckを選ぶ。
これってジブリ作品にも言えることだなーと思う。ほかの大作ゲームもそうだけど妥協せず時間をかけてじっくりつくられているもの、魂がこめられているものは伝わる。
早く出せばいいってもんじゃなく、ビルドクオリティを高めて満を持してだす。それは時代に関係なく受け入れられるものだと思う。自分もそうありたい。