秋以来になるが、テニスの試合に出場した。もっとも苦手としている女子ダブルスの試合だったけれど、それなりに練習は積んでいるし、良いところまでいきたいな〜とひそかに思っていた。
戦績は、3試合実施して、2勝1敗と決して悪いというほどではなかった。なかったけれど、個人的には相当悔いの残る試合内容だった。
特に、1敗の点に目を向けてみると、1セット(6ゲーム)先取という内容で、スコアはまさかの0-6。きれいなストレート負けだ。
スコアだけみるとボロ負けだったように映るかもしれないが、実際のところは相当競っている試合で、何度もデュース(40-40)になったのに、ことごとく落としまくって負けた。それが、すごくすごく悔しかったのだ。
対戦相手のうち、一人はよく知っている人で、一緒にレッスンを受けることもあるような距離感のおねえさんだった。
彼女は日頃からめちゃくちゃうまいが、それほどまでに実力差があったかというと、こたえは必ずしもイエスではない。取れたポイントは、いくつもあっただろうなと思う。
じゃあ、なにがそこまで大きな差だったのか。わたしは精神的な部分だと思っている。たとえば、決められるであろうポイントで守りに入ってしまったとか、攻撃を仕掛けるべきところで繋いでしまったとか、そういうことだ。
テニスでは、ちょっとしたことで流れが変わり、相手にとって有利な展開になってしまう。頭ではわかっているのに、言葉にならない恐怖心みたいなものが肩のあたりに張りついて離れないのだ。
その課題を解決するのは本当にむずかしく、相当の練習量とそれに紐づく自信が必要だ。相手の土俵のうえで踊らされるようになったら、その時点で負け。常に自分のペースを理解し、保てるように精進していきたい。
それにしても、勝ち負けのあるスポーツは本当に苦しみばかりが伴う。なんでテニスなんかにハマってしまったのかと悲しむ気持ちもあるが、大人になってからでも本気で泣いたり悔しがれるものがあるって、悪くない。
日曜日の夜、そんなことを考えながら、ひとり反省会を繰り広げている。