幼馴染が「キックボクシングに興味があるんだけど、体験レッスンに一人でいく勇気がないの」だなんてかわいいことを言うものだから、「一緒にいくから日程決めよ」と誘い、本日、はじめてのキックボクシング体験にいってきた。
幼馴染は運動習慣がほとんどない自身を懸念しており、最近めちゃくちゃ太ったと落ち込んだ様子だったので、入会にはだいぶ前向き。体験レッスン前、「どのくらいの確度で入会予定なの?」と聞いたところ、回答は70%。出不精かつ安定志向の幼馴染にしては、随分な決断である。
わたし自身は、「いい機会だし、付き添いとしてだけではなく、自分も楽しむか〜」という程度の気持ち。入会はほとんど検討していなかった。いい汗かけたら、くらいのものだ。
来たる本日。いろいろと質問を受けたり、説明をしてもらったりして、いざ体験。すると、思いのほか、というか思っていた以上に難しくて、楽しいのである。1プログラムが30分構成なのだが、終わる頃には疲労よりもすっきり感、充足感で満たされていた。
動くこと自体に対する楽しみを感じられるフェーズは、正直わたしの場合過ぎてしまっている。「運動しなくては」というモチベーションで、今いずれかの運動をしていることは一切ないからだ。
けれども、「難しいプログラムをこなせるようになりたい」とか「フィジカル的に強くなりたい」というモチベーションは強く、それを刺激してもらってしまったようだ。ということで、せっかくだし続けてみるか、とまさかのあっさり入会(もちろん、幼馴染も秒で入会)。
ただ、わたしはもとより週2でパーソナルトレーニング、週2〜3でテニスという運動習慣があるので、正直これ以上増やせるのかどうかという気持ちではある。そういう状況でも入会を決めた理由は、大きく分けて3点。
テニスの上達に活きるだろうと思える動きが多数あった(パーソナルトレーニングの方向性も、テニスに活きるかどうか)
パーソナルトレーニングジムの、目と鼻の先にスタジオがあるので「ついで」で通いやすい
集中力を使うためか、マインドフルネス的要素を感じられた
こんな感じ。基本、わたしがなにかを始めるときのモチベーションは、楽しいとかではなく、なににどう活きるのか、だ。その観点で見たとき、心身ともにいい影響が大きいなと判断したため、はじめてみることにした。
今年の目標の一つに、わたしは武道をはじめることを掲げたのだが、案外道場探しに苦戦しており、それも悩みの種だった。キックボクシングはカテゴリこそ違うものの、武道に求めていた要素を結構包含しているので、個人的にはいいタイミングで出会えたものだとうれしく思っている。
通うスタジオは幼馴染と異なるが、せっかく一緒に入会したもの同士。意気揚々とお互いを励ましながら、頑張っていきたいと思うこの頃なのであった。