小説家のためのobsidian

白江 令
·
公開:2025/12/4

今回は希流ハヤさん主催の「創作系obsidianアドベントカレンダー2025」の4日目の記事です。

小説執筆にobsidianを使うわけ

私はnolaやsimplenote、そしてnotionといったテキストエディターやサービスを使ってきました。どれもパソコンスマホを問わずにどこでも使えて便利なのですが、ただ一つ欠点がありました。

それは、インターネットを使えないところでは使えないというところでした。それを一番実感したのが、2024年2月の家族旅行でした。

当時、あるコンクールに送るための原稿を書いていた私は、両親の還暦祝いとして訪れた古い旅館で空いている時間で執筆をしようと、パソコンを持ち込みました。部屋に到着して早速執筆しようとwi-fiをつけたのはいいのですが、さすがに建物が古いせい(創業220年)もあって、あまり繋がりませんでした。結局、私はスマホでnotionに保存していたプロットを参照しながらパソコンで書きました。

それ以降、私はオフラインでも書けるようになりたいと思うようになりました。そんな時に出会ったのがobsidianでした。

私とobsidian

最初は難しいなと思っていたのですが、いざ使ってみると、そんなに難しくなかったです。最初はプロットのみだったのですが、今は設定から原稿まで全部使ってます。

現在の使い方

プロット

プロットにはコアプラグインであるcanvasを使っています。canvasだとエピソードをこのようにわかりやすく並べることができます。

また、こんな感じに並べることもできます。

さらに拡張できる「advanced canvas」プラグインを使えれば、カードの形を変えたり、canvas同士のリンクを貼ったりできるなど、さらに見やすく使いやすくできます。

登場人物

登場人物設定にもcanvasを使います。カードをノートに変換すればこのように内容を出したまま、図式にできます。

資料

イメージ画像などの資料をまとめるのにもcanvasを使います。canvasには画像も入れられるのでとても便利です。ここまでcanvasの登場頻度が高くなってますが、実際便利なのでよく使います。

おまけ

描写メモ

canvasは小説を読んでいて、いいなと思った描写をメモしておくのに便利です。

@shirairei
SFと激しい音楽が好きなしがない社会人。小説書いてます。