夕方の空が好き。夕焼けに染まり暗くなりかけた空と、点灯して光るスカイツリーの対比が好き。日暮と共に寝て、朝焼け前に起きる生活が、いちばん、気持ちいい。
なんとなく、東京では外に出てはいけないような気がして、知り合いもあまり作らず、猫と家に引きこもってばかりいた。家にいたのは、障害を抱えていた子供のこともあったけれど、家族に何かあれば動けるようにしてあげたい、家族の黒子でいるほうが良いだろう、いつも大切な人が帰ってきた時家にいて迎えてあげたい、そんな風にして家族が安心できる居場所を作りたかったのだと思う。
少し踏み出してみたくて、昨年、なんとなく正月気分も相まって、運動にも満たないような早朝の体操を始めてみた。すると、地域に顔見知りのおじいちゃん、おばあちゃん、子供たちが増えてた。お土産を交換したり、蕾が膨らんできたねと日常の季節の変化を楽しんだり。嬉しいような、くすぐったいような。真夜中のような早朝の暗い時間から出かけて体を動かし、明るくなってくる空を眺めながら帰る生活を始めて、日の出時間の変化から四季を感じてはや一年。
今年は、少し夜更かしして運動習慣に加えて、文字を書く生活をはじめてみようかと思います。
毎日、忘れてしまわないうちに、大切で、大変で、どこにでもありそうな日常について少しだけ書いて行こうかな。すこしでも、小さな幸せを覚えていられますように。