母の料理

shirotama
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母の料理は量が多い

そして食べないといけないという強迫観念が強い

カロリーや栄養の本を読んでいるのに、その内容を都合良く頭の中で書き換えるのだ

そして自分の料理はヘルシーだと言う

経過が良好で主治医から行動の制限は無いとお墨付きをもらって、元気良く料理を作り始めた

糖尿病の本を5冊も持ってるとは思えないカロリー過多の料理が並ぶ

母の作った大量のご飯を見るたびに気が滅入る

食べながら気分が落ちていく

体調が悪いと言うと残しても良いと言いながら、盛られる量は減らない

箸をつけた食事を残すのも悪くて気持ち悪くなりながら食べる

食べる前に小さな皿に移し替えて食べても良いのだけど、残したら残したで嫌みやあてこすりを無自覚にぶつけてくるので油断が出来ない

どちらもうんざりするのでせめて機嫌を損ねずにおこうという親孝行ごころが働く

こういう食事環境のためか私も妹もお弁当が嫌いだ

作ってもらっているのにそんなことを言う自分がとても悪い人間に思える