加湿器から考える人類の進化

詩走
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新居に引っ越してはじめての起床時、経験がないほど喉はひっつき肌はカサカサで最悪のコンディションを叩き出した。ヘトヘトの中決死の想いでベッドを組み立て寝るまで辿り着いたのに、こんなに干からびるなんて聞いてない。越す前の住居では湿気過多だったため、梅雨の時期は分厚めの生地のトートバッグがカビるなどの害を被り換気に次ぐ換気を心掛けていた。家族からの引っ越し祝いにおねだりをして、入居から2週間後には加湿器を導入するに至った。

昔の人間はもっと頭が大きくて…今の若者は顎が小さくて…など、人類の進化の歴史については様々な場面で取り上げられる。ただそれってすごいことではないか。誰か特定の個人ではなく、一定数の人間が同様に変わってゆくのは文化といえよう。

私は湿地から乾燥地帯に放り出されてしまったがゆえ、テクノロジーを使い環境に適応しようとしている。何千年単位で見た時、私たちは人間として進化しているのだろうか。今のところ、体が順応している感覚はない(加湿器つけ忘れた時ちゃんと干からびる。)。

ストレートネックでしかも冷え性、よく雨の日と生理前は頭痛になる。慢性的不治の猫背。早く進化してくれ。

私が元気なうちに!はやく!