東京ドームにボクシングを見に行った。井上尚弥、彼を見るためだ。
1ラウンドのダウンは呼吸が止まったかと思った。いや、呼吸は多分止まっていたか。冗談じゃなく人生で一番、寿命が縮まるような1分半だった。そして、2ラウンド以降、アジャストしていく様はボクシングが分からない素人ながらに美しいと感じた。
僕がボクシングを現地で見るようになったのは井上尚弥がいるからだ。
彼にここまで連れてきてもらった。だからこそ、この幸せな場所がずっと続いてほしい。1ラウンドのようなドキドキは出来れば見たくないのが本音だが、それがあるからこそ彼がスターなんだろうな、とか勝手に一人で考える。
彼の試合を後どれだけ見れるだろうか。