しずかなインターネットのポジショニングが絶妙である

Shota Katsuyama
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X(Twitter)にて

おすすめに流れてきた。めちゃくちゃ共感した。ちょっとヒマだったで言語化してみた。

アウトプットする対抗馬

この方と同じ行為をしてみた。

Twitter

プライベートの人もいるし。仕事系のアカウント作るのメンドウだし。それ用のアカウントとかどうせ続かん。

Qiita, Zenn

エンジニアの人のためのものなんでしょ!?

note

いや〜、ここはちょっと気合い入れた内容にしないと、恥ずかしさもあるし・・・単純な本の感想レベルにしては、ちょっと重いんだよな。そこまで意識高くはないんだよなぁ

Notion, Confluence

クローズドすぎて、なんかちょっと誰かに見てもらえる可能性が欲しい。いいんだけど、微妙なんだよな〜

じゃあ、しずかなインターネットは?

しずかなインターネットは、日記やエッセイを書くのにちょうどいい、文章書き散らしサービスです。ここでは有益な情報を書くことはあまり求められていません。「たくさんの人に読まれなくていい」「自分のために、ひょっとすると、どこかの誰かのために」そんな気楽さで文章を書くための場所です。

まあ、これですよね。このコンセプトが染み渡っています。変な気負いが不要で、飾る必要も無いし。他アウトプット手段にはない絶妙なポジションをコンセプトとして打ち出しています。

ここは、Twitterやnoteのような賑やかな広場ではありません。ここは、あなたのパーソナルな部屋のようなものです。部屋に文章を置き、通りかかった人が部屋に入って自由に読むことができる… そんなコンセプトで作られました。

「あなたのパーソナルな部屋のようなもの」の”ような”が絶妙です。パーソナルだけど、ちょっと誰かに覗かれているかもしれない。誰かが見てくれているかもしれない、そんなバランス感覚です。別に誰に見てもらいたいわけでもなく、誰かが見ているかどうかという事実はどうでもいい。

以下のページでも少し触れましたが、共同体の中で自分らしさを維持していくそんな瞬間がこの空間には存在します。別に架空の共同体でも良いんだな、と。ちょっとした何処かの誰かへの依存を生み出している。

そして、機能の少なさが上記コンセプトと相性が良い。エディタがガチャガチャしてたら、どう見せようとか相手のこと考え出して、疲れちゃうんですよね。

余談

よく、インプットとアウトプットのバランスが大切だ、と言われます。「インプットとアウトプット」とぐぐると「バランス」がサジェストされ、検索すると IN : OUT = 3 : 7 が黄金比だ、とか言われています。

うっせえ、インプットの方が楽しいだろ!アウトプットなんてメンドウだ!放っておいてくれ!とかぶっちゃけ思うんですけど、色々言われると何か後ろめたさを感じます。情報が無意識のうちに入るのも辛いです。そういう意味でもこの空間は安心・安全です。

@shiyo_no
人間味あるプロダクト🌝🌝🌝と👖と🍶と🥊が好き。ここにあるもののうち、詳細にはnoteにまとめる気持ちがあります(Twitter: @shiyo_no)