体質

Cheezaの虎
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ドイツに来て5ヶ月が経ち、春が来た。ケルンでは20度を超える日も出てきて昼間ならTシャツ1枚で日光浴とビールを味わえる。夜は寒いからまだ油断はできないけど、外で過ごす人がたくさんいる気がする。

一番の問題は、「花粉症」。これは正直完全に見逃してた。日本から出たら勝手に花粉症なんか消えると思っていた。でも違った。私は「シラカバ科」というタイプの木から出る花粉にとても弱い。

シラカバは一般的に日本の関東北部から北海道までに生えている木だから、主に気温が低い地域にあることがわかる。だから関西で生まれ育っている人にはこの花粉症を発症しない。大学生の時花粉症の薬が欲しくて京都で耳鼻科にかかった時、「りんご・なし・もも」等のシラカバ系のフルーツを問診票のアレルギー欄に書いたら、医者に一発で関西育ちじゃないことがバレたのが目から鱗だった記憶がある。

ネットでシラカバの花粉の飛散量をみたらなんと、まさに今がシラカバ(Birke)のピーク。

しかももっと調べると、シラカバは北欧にわんさか生えている。

「また神は俺にリミッターをかけるのか」

そう思ってしまった。どういうことかというと、実は今まで、何かと大きな病気は全くないのに、微妙にQOLを下げる病気が結構あって、高校生くらいの時にふと「神様は、俺が校内ヒエラルキーの上位(つまりイケイケグループ)に絶対に入れないように遺伝でリミッターをかけてるんじゃないか?」

並べると

・歯→矯正がしたいけど金がない。

・目→視力0.01

・鼻→花粉症+長年鼻が噛み過ぎて鼻の中の板が肥大化して常に片方鼻詰まりに+この2つがあって鼻炎になりがち

・頭皮→皮膚炎起こしがち

・耳→鼻炎の合併で中耳炎+外耳炎になりがち

・皮膚のバリア激よわだからヒートテック着れない

・少々ADHD

ただこう見ると、一つ一つ小さなことで、割と恵まれてるのかもしれないとも思える。健康でいたくてもいられない人からしたらなんでもないことなのだろうと反省してます。

でも花粉症が辛い時、もう何かもだめかもしれないと思ってしまう。現に花粉症は、ストレスや鼻炎はもちろん、社会的孤立、自殺念慮まで招いたりする。

人は大なり小なりいろんなハンディキャップをもって生きる。どうあれ現実をEmbraceして前に歩いていくことを忘れちゃいけない