持ち込み企画
書架のロゴをデザインしてくれたキエちゃんからの持ち込み企画!決行の一週間前?とか直近で決めて直近で告知画像、チラシ作ってて爆速でめちゃくちゃ勢いがあった。枠もすぐ埋まった。埋まったというかはみ出していた。飛び入り参加もできて、総勢12人くらいが入れ替わりつつ、常に8人くらいでおしゃべりしていた。
わたしは参加したり抜けたりしながら、口挟んだり聞いたり。わいわいといろんな所から話が出てくる。本屋来店、購入可能だったのでお客さんも来るんだけど、なぜかデザイン、表現方面の方が来られて、磁場ができているみたいだった。
詩を書いておられるマトガワヒデツグさんがこられたので軽率に俳句をすすめていたら、しゃべろう会参加できていたソラさんが本を薦めてくれて自主スタッフしていて面白い。ヨーコさんが隠岐がえりの七咲さんを紹介してくださって、そこから島根のzineを作っている方をさらに紹介してもらう。なかなか島根でzine作っている人を自力で探せていないなあと思う。
そう思っていた途端に、しゃべろう会の方でも自主制作のデザイン、アート作品、発行物の話が出ているのではなしに割り込む。関西関東方面ではインディーズ出版、zine、フリーペーパーが浸透し始めてるのに、山陰ではまだまだマイナーなシュミだ、もっと軽率に作ってほしい、みたいなことを言う。イラストやってる砂糖系とか、都市にいたらもうzine作ってるはずだとソラさんが言うのでおおいに頷く。キエちゃんも実はzineのワークショップをしてて広めようとしてるらしい。
かこうつくろう
そういうことで、zineフリをやろうということが決まった。zineはおもしろい。みんなのzineが見たい。山陰でも印刷やデザイン、装丁、書くことが身近になりそう。なったらいいな。書くことが読むことをより私たちに近づけると思う。書けば書くほど、読めば読むほど、お互いの紐づけが濃くなる。手を動かすことが簡単になる。物質の本が近くなる、自分の中に入ってくるから。
zineつくる人が増えたらいいよな。すごいもの作らなくても、自分の手で書いてみるつくってみるのはおもしろいし、つくる人のマインドが何より好きだと思う。独特のやさしさきびしさバランスが噛み合ったり噛み合わなかったりすることがおかしいし、許せることの範囲が人それぞれ違うっていうこと思いしれる。
普段、常識とか仁義とか、画一された許容範囲を当然みたいにして共有してる(と思い込んでる)けど、人によってその形が違うんだということをどうしてか忘れてしまう。つくる人はその画一じゃなくて、独自の許すことの枠を持っていて、そのことが柔らかさになってる人が多いように思う。
作っている人相手だと、自分が何か作ったり表現したりすることが「恥ずかしい」って気持ちを持ちにくい。最近、ようやく短歌を作っていること、それを人に見てもらうことが恥ずかしくなくなってきた。人は、人と話したいのと同じくらい、書くことが好きだという当たり前のことをようやく自分でわかり始めたと思う。壁画描いてたときから、楔形文字書いてたときから、そうだったんじゃないかと思う。