半身麻痺になる前には気づけなかった社会インフラのありがたみについて書いておきたい。
サービス業が盛んな現代において提供されるサービスにお金を払うことが当たり前となっている
駅では民間事業者の懸命な投資によりバリアフリー化が進んでいる。私は車椅子で移動しているわけではないが、随所にエレベーターがあることに非常に感謝している。私にとってエレベーターは身体的に楽な移動する手段を提供してくれる別の選択肢(サービス)である。サービスを受けるには対価を払うというのが『当たり前』の時代において、利用料を支払わなくて良いのは若干心苦しいところと先行投資をしてくださった組織にはお礼を伝えたいという複雑な気分になる。
エレベーターと同じくらいの感謝を示したいのが手摺りである。至るところに手すりがついておりありがたいなと思える。
手すり設置を計画した人、設計、施工してくれた人、維持管理を担っている人に感謝を伝えたいのだが、把握する手段は限られており、ネットで探せないので、ここに記しておきたい。
リハビリ専門病院で入院し、治療を受けている最中から社会に助けられ、救われた。という気持ちになっている。
個人の収入では到底支払えない量の無償のサービスを受けているなとつくづく思う。
この駄文を目に入れてくれたあなたにまず感謝を伝えたい。社会をつくってくださり、参加してくださり、ありがとうございます。