結論:自分で達成する方法もあれば、他人に達成してもらう方法もあるよ
事業勉強会での話
昔、会社の執行役員をされている方で、個人でエンジェル投資をしている方(以下、Oさんとする)主催の事業勉強会に参加していたことがあります。
勉強会の進め方として (1) 海外で資金調達しているスタートアップを調べる (2) そのサービスを自分が日本に展開するとしたらどうやるかをプレゼンする (3) 参加者、OさんからFBをもらう これを参加者6人で繰り返し行なっていました。
色々なサービスのプレゼンがされていたのですが、 その中で、普段企画職をしている方が「ガン予防の医療テックスタートアップを日本でやりたい!」とプレゼンしていました。 なぜそのサービスを選んだかというと、ご自身の祖母をガンで亡くしており、その原体験からこの領域の課題をやりたい、と。
そのプレゼンを聞いたOさんは色々とフィードバックしていたのですが、 「想いはわかった。けど君はプログラミングとか研究開発とかできるの?エンジニアじゃないよね?医療ドメインの知識はあるの?」と指摘していました。その方も「そうですね。。自分ではできないですし、あんまりわかってはいないです。。」と答えていました。
自分の得意領域で稼いで、そのお金を投資/寄付する
Oさん曰く、 「俺もガンとか病気とか予防できるようになると素晴らしいと思う。でも、俺は医者にはなれない。知識もないし、プログラミングもできない。頑張ればなれると思うけどすごく時間はかかる。医療以外にも解決したい課題はいっぱいある。 俺には俺の得意分野があって、それで今まで世の中に貢献してきたし、貢献した結果として、お金を稼ぐことができた。 自分で稼いだお金をそういうスタートアップに投資、寄付することで、その人たちが課題を解決すれば、結果としては自分が解決したかった課題は解決できる。俺はそうしている。」と。
僕はそれまで世の中に対して解決したい課題を、自分の力で解決しようと思っていたのですが、なるほどそういう考え方もあるのか、と思った瞬間でした。
「オリンピックで金メダルを取る」などといった自分自身がならないと意味がない目標に対しては通用しない考え方ではありますが、「ガンになる人の数を減らしたい」とか「孤独死の数を減らしたい」とか世の中の課題を解決したい、ということが目標である場合、自分で頑張る以外の発想として、こういう考え方もあるなと思いました。
困っている人を助けたい
フローレンスというNPO法人をご存知でしょうか?
病児保育事業や障害児保育園を運営していたり、様々な社会問題を解決しようと活動されている団体です。 僕はこの団体に毎月定額を寄付しているマンスリーサポーターです。
「自分で稼いだお金を寄付して、その人たちが課題を解決すれば、結果としては自分が解決したかった課題は解決できる。」という想いの一つとして参加しています。(もっと稼いで寄付金額を上げたいと思っています..)
皆さんはどう思いますか?
最近こういうことを考えるタイミングがあったので言語化してみました。
文章書くのって難しい。