君の気配を探す。君の声を探す。そうして僕は、あと何百年、何千年と生きていく。例え次の君が約束を忘れていようとも、僕さえ覚えていればそれで何も問題はない。深く呼吸をして、僕はそっと君の名前を呼んだ。息は空気に混じり、声は草と花を撫でて地面に落ちた。弔いの、名なのだ。弔いなど、ないのだ。神夜 翔言葉、文字の音。