2016年からトライアスロンを始めて、7年が経つ。トライアスロンは水泳、バイク、ランニングの3種目で構成されるマルチスポーツ競技。フルマラソンをかれこれ10年近くやっていて、タイム更新に限界を感じて新しい伸びしろを求めたのがトライアスロンをはじめた理由だ。
ただ、7年経った今でも水泳はダントツに苦手種目。
25m必死からのスタートであった所からはだいぶ泳げる様にはなり、2023年は宮古島トライアスロンでオープンウォーター(海)で3km完泳できるレベルにはなったが、未だにそんなに速くは無い。順位を見ても水泳がダントツで下の方だ。
トライアスロンの3種目においてフォーム技術が与える影響度が高いのは水泳>ランニング>バイクの順とされている。バイクは機材のポジション設定(姿勢)である程度決まってくるが、水泳はキック、手の動作、身体の姿勢で大きく抵抗や推進力が変わり、ここに大きな実力差が生まれる。
同じ100mを泳いでも自分なんかはある程度一生懸命泳いで2分15秒くらいだがフォームが上手な人は難なく1分台でスイスイ泳ぐことができる。難しいのはバイクやランニングは一定パワーで速くなれるが、水泳はパワーがそうスピードにつながる訳ではない。むしろ抵抗が増えて遅くなったりもあり得る。
極めてテクニカルなスポーツ、水泳。
つくづく自分の身体感覚の鈍さを痛感しているが、水泳は間違いなく身体感覚を研ぎ澄ませてくれるスポーツとして有意義だと思う。
イルカの様に泳げる姿をイメージして、今日も地道な改善ドリルに取り組む。