気づけば社内に人間関係が閉じていく。社内は楽なのだ、それほど工夫しなくても繋がれる。
社外に出ることは負担がかかる。お金も時間も心理的にも。余裕がなければ出来ない、が、余裕があったら勝手に生まれるものでもない。
では、何故そこまでして社外に出るのだろう?何が欲しいのだろう?知見?刺激?人との繋がり?
もちろんそれもある。が、最も貴重なのは機会だ。"信用と成果"の名のもとになかなか社内で恵まれない機会が、外には意外と転がっている。
無償/有償コミュニティを問わず、大抵は運営や適切なナレッジを持つ人が足りていない。
社内で歯がゆい思いをしているならば尚の事、外に目を向けてみれば良い。すぐには仕事にならずとも、培ったものを試す土壌は意外と側にある。
外には大きな流れがある。意思があればその流れに乗れる。それは自分次第だったりする。
そこで得られるものはかけたコストよりも遥かに貴重な"失敗の機会"である。無償であれば、好意からくるお手伝いなのだから多少の失敗には目を瞑ってもらえる。
歳を取るとなかなか失敗の機会はない。新しいことへ機会という無形資産をくれる場も減る。
だからこそ、外で無償の貢献をする。それは人のためでもあり自分のためでもある。
情けは人のためにも自分のためにもなるのだ。