20代の頃から白髪に悩まされ続けている。
なぜ染めなければいけないのか。
毎月大金（2万超え）を払って白髪ぼかし（ハイライトと染めを混ぜたスタイル）していた事もある。え、でもそれ必要？毎月数万払って維持しなきゃいけないこと？
染めずにそのままの色を愛せばいいじゃない、ちょっと早いけどグレイヘアってやつ。と、思っていたけど無理だった。一年くらい頑張って結局鏡を避けるメンタルを作っただけだった。
ある日のこと。絶対に見てはいけない鏡を見てしまったので仕方なく服を探しにとりあえず銀座に行った。銀座で買う服なんかあるのかってのはまた別の話。（当時は）夕方からしか外出したくない民だったので、ZARAが21時まで空いてて都合が良かった。
観光客しかいないGINZA SIXのハイブランドエリアで見かけたアッシュカラーの女がカッコよかった。いいかもと思ってブリーチとカラーの予約をした。これでまた2万か。ほんとにこれ必要経費なのかな。
立ち寄った本屋の雑誌コーナーの表紙に堂本光一君のアッシュカラーの姿が。かっこいい…？光一君はかっこいいけど、その色いいって私ホントに思ってる？
なぜグレーの髪色が（特に白髪と黒髪のグレートーンが）嫌いなのか言語化できない。他の髪色はどれも好き（な気がする）
〝老けて見える〟この言葉で逃げちゃだめだ〝老け〟がネガティブなものであってはならない…そう自分に言い聞かせたけと今のこの感情はたぶんそれで。ずっと向き合ってきたけど克服できなかった。
帰り道、DIORの広告の冨永愛を見た。真っ黒のショートボブ。すぐに有楽町の交差点のマツキヨでテキトーな白髪染を買った。
Ballyが撤退して廃墟と化した東急プラザの壁にスティーヴ・アオキの来日広告が出てた。あんなに長いの染めるの時間かかるだろうに。必要経費かな…