「勝手にしやがれ」 重音テト [Synthesizer V](2024年3月1日投稿)
今回は、昨年の「異邦人」以来となる重音テトのソロ・カバーです。今回も良い感じにテトがハマってくれたように思います。Synthesizer V のヴォーカル・モデルは個性的なキャラが多くて楽しいですね。
歌唱キャラ所感
無料で使えるキャラ(=ライト版)を概ね起用してみた結果、現時点では「Mai AI」「重音テト AI ライト版」「桜乃そら AI ライト版」の使い勝手が良くて、お気に入りです。曲によって「花隈千冬 AI ライト版」「夏色花梨 AI ライト版」「京町セイカ AI ライト版」も加わり、以上が "一軍メンバー" になっています。
特に「Mai AI」と「重音テト AI ライト版」と「桜乃そら AI ライト版」は、野球で言えばクリーンアップ・トリオで、更にその頼れる4番打者が「Mai AI」という印象です。
「Mai AI」は実質有料キャラとも言えるため、歌唱クオリティが高いです。実質有料と言ったのは、単体販売は現時点ではしておらず、「Synthesizer V」(歌唱キャラを歌わせるツール)の有料版を購入すると、無償でダウンロード出来る仕様だからです。名称にも「ライト版」の表記は付きません。他の有料のキャラと同様に、英語・中国語にも対応しており、「主よ、人の望みの喜びよ」では、音素の編集でまぁまぁドイツ語っぽく歌ってくれるなど、幅広く活躍してくれているキャラです。
「重音テト AI ライト版」はボーイッシュかつ個性的な歌声が個人的にツボで、どんな歌でも "重音テト" にしてしまう存在感がすごいです。音抜けが良いため合唱曲でも埋もれにくく、また、低音域と高音域では少し違った表情を見せる感じもあって、起用していて楽しいキャラです。(歌唱曲「異邦人」「ユリア…永遠に」など)
「桜乃そら AI ライト版」は優しく大人の落ち着いた声質が特徴で、学校向け音楽の歌唱に向いていると感じ、このキャラが使えるようになった後に投稿した合唱曲の動画には、全て登場させているほど愛用しています。柔らかい音質ですが、デフォルトで歌詞のアタマを立たせる歌い方をするので、合唱のなかにあっても思ったより聴こえてきます。(歌唱曲「遠い日の歌」「宝島」など)
というわけで、以上3名は今後も登場回数が多いかもしれません。引き続き、よろしくお願いします。
おまけ
「花隈千冬 AI ライト版」は初期状態ではピッチが不安定なところが多く調声に少し時間がかかりますが、あの独特の可愛気のある穏やかで安らかな声質は比類無く、曲調によっては、もうこのキャラ一択しかないほどの存在感があります。また、低音域も割と良い感じです。(歌唱曲「3月9日」「小さな恋のうた」「浜辺の歌」など)
「夏色花梨 AI ライト版」は音の立ち上がりを強調して歌唱する傾向があり(フレーズの開始にアクセントがつくような感じ)、歌詞をはっきり歌わせたいような曲に向いているように思います。声は高めで、花隈千冬ほど低音域が得意でもないことから、高めの曲や合唱曲での高音声部を担当させることが多いです。(歌唱曲「HEIWAの鐘」「マクロス」「花」(花は低声部を担当)など)
「京町セイカ AI ライト版」も初期状態では結構ピッチが不安定のため、調声に時間がかかります。しかし歌声、歌い方ともに自然でクセが少ないため、使い勝手がとても良いです。周りのキャラが曲者揃い(?)なぶん、逆に存在感があり、合唱曲でのパートの補強など、裏方で支えてくれるキャラです。(歌唱曲「遠い日の歌」「READY!!」など)