「主よ、人の望みの喜びよ」 Mai [Synthesizer V] について

Sightow
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公開:2024/1/4

「主よ、人の望みの喜びよ」 Mai [Synthesizer V](2023年12月25日投稿)

制作のきっかけ

いつも打ち込み演奏ですが、今回はリアル演奏に挑戦しています。少し前からこの曲の練習をしていたのですが、ついついサボってしまうことが多く、そんな心の緩みを起こさせないよう「YouTubeでピアノ演奏動画を投稿する」ことを目標に掲げました。

ただ、実際に投稿するとなると、これまでAIボーカルによるカバーを中心に投稿していた中、急に私の拙いピアノ演奏メインの動画が投稿されるのは整合性が無いので、曲中のコラール部をAIボーカルに歌わせてそちらをメインにし、私が「伴奏」に回ることで、いつもの構成となりました。

歌唱について

コラール部を歌わせることにしましたが、Synthesizer V Pro にはドイツ語歌唱モードが無いので、英語歌唱モードでドイツ語っぽく歌わせる必要があります。(日本語モードでは流石に無理があったので)

そこで、有志の方がまとめてくださった「発音記号表」を見ながら、音素をいじり、ドイツ語に近づけていきました。「Freude」は「f r oy d eh」といった感じに。音素を変更してプレイバックさせて発音を確認して修正して…の繰り返し。コラール歌詞自体は文量が多くないので、案外、この作業は楽しい感覚のまま終えられました。長文だったら間違いなく飽きていたでしょう...。

歌手が Mai なのは、手持ちで英語歌唱のできるキャラが彼女一択だったからですが、伸びやかなボーカルが結構ハマり、個人的に気に入っています。

ピアノ伴奏データと歌唱のシンクロについて

一般の人は聴いていて気にしないことですが、実はテンポの揺らいでいるデータ(ここではピアノ伴奏)と打ち込みのデータ(ここではSynthesizer V MIDI データ)を合わせるのは少し手間がかかります。ピアノ演奏が下手なこともあり結構テンポが揺らいでいるため、LogicPro の スマートテンポエディタ で調整作業をしています。ピアノ伴奏データ側を調整する(例えば一定のテンポにする)こともできますが、伸縮によるオーディオデータ品質の劣化回避と、今回はリアルな演奏感を出したいことから、プロジェクト側をピアノ伴奏データのテンポに追随させています。

余談ですが、Logicのテンポ合わせ機能は ver.7 で劇的に分かりやすくなり、ver.8以降、少しずつ使いやすくなって来ています。他のDAWは使ったことがありませんが、もっと使いやすいのかな…?

@sightow
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