エウリピデスの作品10作分で、700ページという圧巻の分厚さ
アイスキュロスとソポクレスの作品に比べて強烈な女性がいっぱい出てくる
やはり筆頭はメデイアか…出世のために自分の事を裏切った夫に復讐するために不倫相手の女とその父どころか、夫との間に生まれた実の子供すら手にかける鬼畜ぶり
家の中にいて夫のために添い遂げるのがよしとされた古代ギリシアの女のあり方とは全く異なる強烈さである
ある意味で共感できるというか現代的な女のあり方というか……(不倫相手と実の子殺しは勿論全く共感できないけれど、自分の考えを押し通そうとするという意味という事において)