タイトル通りの話をする。
サンリオのキャラクターである「シナモロール」のシナモンの、もう一つの世界における可能性。それがアイシナモロール、通称「アイシナ」ということらしい。周囲の人などからは元のシナモンと同じく「シナモン」と呼ばれている。
つまりシナモンのIF世界線ということらしい。
異なる世界、異なる人生を歩んできた結果、シナモンとはちょっと違う少年らしい子となっている。表情もちょっとクールだし、声も少年らしい。
アニメとお料理番組の二つのコンテンツがあり、どちらもYoutubeで見ることができる。GW中の今ならお料理番組が全話みられるのでぜひ見てほしい。
アニメはいつでも全話見ることができる。基本的には１話完結の、落ち着いた生活を楽しむシナモンをたくさん見ることができるのでサクッと癒されたい方にオススメだ。言葉を話すのがナレーションだけのため、疲れているときでもぼーっと眺めているだけで内容が入ってくる。とてもいい。何よりシナモンがかわいい。
お料理番組はシナモンと安田顕さんがお料理をしたりしなかったりする新感覚の番組だ。シナモンと安田顕さんが少しずつ信頼関係を築いていく様子を見ることができる。１話が２分のため、これまでに公開されたお話をすべて見ても１時間もかからない。１０話で１シーズンのような形でお話の区切りがあるため、２０分で区切りをつけられるというのも良い。連続した関係性のお話を見たい方にはこちらがオススメだ。だんだん仲良くなっていく二人を見るのがとても楽しい。
ところで、アニメでもお料理番組でも開始前のナレーションでこのようなセリフがある。
「空の上からやってきたシナモン。いろいろあった彼がたどり着いたのは……」
アニメ版では
「人間界でいろいろあった彼が」
となる。お料理番組では
「……たどり着いたのは、安田顕のいるキッチンスタジオだった」
とつながる。
人間界でいろいろあって、シナモンはアイシナモロールのシナモンになったらしい。いろいろとは？ 謎が深まる。実はお料理番組の方ではその部分にも触れているので、気になる方は全話公開期間のうちに１～１０話と２６話、２７話だけでも見てほしい。このシナモンがお料理番組でお料理をしたりしなかったりするわけの一部を垣間見ることができる。お料理番組を安田顕さんとしているシナモンがアイシナモロールのシナモンになった訳の「いろいろ」についての話とそのことに寄り添う安田顕さんを見ることができる。そして安田顕さんとシナモンのやり取りに温かい気持ちになれる。
その他にもグッズや本など様々な展開がされているアイシナ君のことが好きだ。アイシナモロールのシナモンがこれからどのような活動をしていくのかを楽しみにしている。