美味しいものを食べたいという欲はちょくちょく出て来るけれど、逆にこれまでの人生で一番不味かったものって何があるだろう?
と考えてみたところ、割とすぐに思い出せた。
食べ物:知らないメーカーの袋ラーメン
大学時代、他のラーメンと比べて半額か1/3くらいの値段で売られていた袋ラーメン5袋セット。
一口、口にした瞬間、文字通り口から吐き出した。
直後にどんぶりの中身を流しに捨て、残っている袋ラーメンを比喩では無く全力でゴミ箱に投げ捨てた記憶がある。限界を超えて力んだのか、ちょっと腕が痛かった。
どんな味だったのかは記憶に無いけど、とにかく麺が不味かった。麺の味なんてそこまで変わらないだろうと思っていたけど全然違った。多分、脳が食べ物だと認識できなかったんだと思う。
なお、メーカー、製品名等の名前は一切覚えてない。パッケージも覚えてない。
飲み物:一晩常温で放置したミルクティー
高校時代、夏場の合宿でホテルだったか旅館だったかに泊まった時のこと。
夜、コンビニか自販機で買ったペットボトルのミルクティーを半分くらいのみ、そのまま備え付けの机に放置。
翌朝、寝起きの状態でミルクティーを飲んだら、ゲル状になっていた。
思いっきりむせて目が覚め、中身を捨て、口をゆすいだ記憶がある。
寝起きじゃ無ければ飲む前に気づけたかもしれないが、あれは衝撃的な目覚め方だった。
たぶん、これが理由で今は
ペットボトルにはなるべく口を付けない
口を付けたものはなるべく飲み干す
口を開けたものは常温保存しない
というのを徹底できているんだと思う。内容自体はメーカーが推奨していることをそのまま実践しているだけなんだけど、実体験があるかどうかの違いは大きい。
なお、この製品は有名なもので、普通に飲む分には美味しい。あくまで、飲みかけの常温放置が問題だったというパターン。とは言え、たった半日でこんな変化をするのは想定外だったが。
しかし、一番不味いものは思い出せるけど、二番目は全然思いつかない。
単純に不味かったもの、口に合わなかったものは多々あるけれど、強烈に記憶に残るほどのものはあんまり無い。
安定してまともなものが食べられると言うのは、幸福なことなのかも知れないな。