Xで流れてきて面白そうだったから、年末に読んだ本。
押井守のサブぃカルチャー70年 YouTubeの巻 (Bros.books) https://amzn.asia/d/gspnOrf
押井守があおぎり高校の大代真白を、自分の作品を踏まえつつ「虚実の曖昧性を表現してる!俺がやってること同じ!昔は理解されなかったのが受け入れられてる!!」って言ってめちゃ興奮して褒めてたり、fallout4の攻略法ディグってハマったYouTuberから人間の幸福論の話したり、変な夢みてる感じだった
72歳の歴史上の人物みたいな映画監督がfallout4を4000時間やってて、W杯ハマってってとても若い
色々面白かったけど、その中で押井守節を感じたのは「幸福論を語る上で他人との互換性のなさ、相対性に晒されてもびくともしない価値観を根底におけるかどうかが大事だよね」って考え方
商社勤めでインド派遣されてインド好きになった人とか、すごく下手なのに同接30とかで無限にゲームやってる人とか、色んなYouTuberが紹介されるんだけど、その人達が「幸福論としてまとまってるか、否か」を異常に気にする
そして、承認欲求ではなく自己満足で完結できると強くて、この自己満足は他人に左右されない強固な欲望による価値観によって醸成されるんだと
大学の頃にハマって色々見たけど、この辺の主張は押井守節を感じて良きでした
久々にパトレイバー2を見返したくなったなあ