Twitch上に存在しているチーム(売名軍)のわんこそば部のメンバーでわんこそばを食べに行くことになりました。わたしはわんこそばを人生で一度も体験したことがありません。期待と不安を共にしつつ、わんこそばを食べに向かいました。
さる晩秋の昼、神奈川県横浜市、東急東横線東白楽駅近くにある岩手のわんこそばを食べることができるお店、わんこそば たち花様を訪れました。
席に案内されると、すでにわんこそばを受け取るための器具・薬味がならんでいました。これがわんこそばを食べるために使うものなのか、いったいどのように使うのか。わんこそばを食べるルールはわからない。わんこそばを見たのはテレビでわんこそばを取り上げていた番組経由のみ。実物をみたことがない。
いろいろとあーでもない、こうでもないとわんこそばに対する期待と不安が胸躍る中、わんこそば たち花様の店員さんがわんこそばの食べ方のルールを説明してくれます。薬味、目の前にあるからっぽの椀にわんこそばが入る説明、汁が椀にたまる場合の対処法、わんこそばの流れを止める方法つまり蓋を使って自分の椀に蓋をすること。など。本当にわんこそばを食べに来たのだな、と私すきごは思いました。
説明を受けた後しばらく時間が流れました。売名軍わんこそば部のメンバーでああでもない、こうでもない、食べたらどうなるんだろうなどワイワイしながらも私は若干不安に襲われていました。人生で経験したことがない。果たして食べた後どうなるのだろうか、と。
いろいろな考えが錯綜するなか、お店の人が「さ、準備できましたよ」と大量のわんこそばが入った椀が並んだトレイを腕一杯に受け止めて持ってきました。
「いきますよ、はい、そーれ」「はい」「はい」「どうぞ」「はい」「5杯目目ねー」
発言の間、「」の間にわんこそばが私の椀に注がれます。次々に注がれます。心地よいタイミングに感じました。私はこの流れをわんこそばウェーブと表現することにしました。5杯食べるごとにお店の人よりおはじきを置くように指示されます。私すきごは素直に指示に従い5杯食べ終えた後におはじきを置きました。
わんこそばウェーブは一巡した後、お店の人がゆであがったそばをトレイ一杯にある椀にセットアップするまで時間が若干かかります。次のわんこそばのウェーブがくるまでしばらく時間があるので、薬味などを椀に入れたり、売名軍わんこそば部のメンバーなどと「思ったよりいけるかも」など、余裕のある空気が流れていました。そんなことをしているとお店の人がやってきました。
「いきますよ、はい、そーれ」「はい」「はい」「どうぞ」「いいですか、はい」「5杯目目ねー」
そしてわんこそばウェーブが終わりました。まだ、メンバー全体には余裕が感じられました。
「いきますよ、はい、そーれ」「はい」「よいしょ」「いきますね」「5杯目目ねー」
「5杯目目ねー」という掛け声は、わんこそばウェーブが来るたびに一人当たりが食べた数が5杯に達したらお店の人が声をかけてくれます。わかりやすい。
「いきますよ、はい」「よいしょ」「よいしょ」「どうぞ」「いきますね」「5杯目目ねー」
12回ほど、わんこそばウェーブが繰り返された後のことぐらいでしょうか、少しずつ売名軍わんこそば部のメンバーがわんこそばウェーブから抜けていきます。わんこそば部のメンバーが抜けていくたびに、本来メンバーに回されるべきわんこそばが残ったメンバーに対して配分されていきます。結果としてわんこそばの提供速度が増していきます。
「いきますよ、はい、そーれ」「はい」「はい」「どうぞ」「いいですか、はい」「5杯目目ねー」(ここを今までの文章より1.25倍ぐらいで読んでください)
「いきますよ、はい、そーれ」「はい」「はい」「どうぞ」「いいですか、はい」「5杯目目ねー」(ここを今までの文章より1.5倍ぐらいで読んでください)
私すきごがわんこそば100杯ぐらい?をたべたころにこれはキタな!と思ったので椀に蓋を載せて終えることができました。引き続き食べていた売名軍わんこそば部のメンバーに本来配膳されるはずだったわんこそばが集中し、すさまじい速度でわんこそばのお替りが目の前で繰り広げられました。見ているだけの私でしたが、息をのみました。わんこそば、恐るべし。
わんこそば100杯を食べきり、ならんだおはじきを見た私は「ついにやったのか、やったんだ」という満足感でいっぱいでした。胃もいっぱいでした。おはじき1つがわんこそば5杯食べたという証拠になります。
100杯を達成した私は、お店より記念品を受け取ることができました。縁結びの忍び駒をいただきました。ありがとうございます。また、100杯を達成した人が書くことができる記録達成ノートに書き込みをしてきました。私の存在がわんこそば たち花様に刻まれることになりました。うれしい。
わんこそば、とってもよかったです。また行きたいです。
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参加メンバーおよび各個人がうけいれたわんこそばの数をチームリーダーのとろちゃんがまとめてくださいました。