この間、1年ぶりに友人と会った。保育園の頃から、付かず離れずの関係の私たちは、何だかんだ彼女の懐の深さに私が甘える形で、今の今まで関係が続いている。
彼女と1番仲が良かったのはいつかと尋ねられれば、分からないと答えるしかない。先ほど書いたように、私たちは付かず離れずの関係なのだ。少なくとも私はそう思っている。ファッションもメイクも好きな音楽も、映画も、その時そのときで変わるハマっているジャンルも、彼女と被ったことはあまりない。例え奇跡的に同じものを好きになったとしても、好きになった部分や、良さを見出した部分が違うことが多い。それでも仲が続いているのは、意見が対立しても話を続けてくれる彼女がいるからで。やっぱり関係が続いているのは、彼女のお陰だと私は心底思う。
そんな優しい彼女は、絵も描けるし文章も書ける。私よりも自分の世界を持っていて、何よりそれを大切にしている。青色に綺麗にまとめられている彼女のインスタグラムを見せることができたなら、私の言っていることが簡単に伝わっただろうに。
それに対して私は、自分の世界観もなければ、インスタグラムに載せるのはセンスのない写真ばかりである。挙げ句の果てに、こうして書いている文章も酷いもので、本当に何故彼女が私と仲良くしてくれているのか分からない。
私はひっそりと彼女が投稿している文章に目を通しながら、その言葉選びに感嘆し、ただこそこそと駄文を書き連ねることしかできない。最後には、何が言いたいのかも分からなくなって、こうやってあやふやにしたまま文章を終わらせてしまうのである。最低な人間だ。ころしてください。