夜、お茶を飲む時にはいつも90年代の後半に3ヶ月ほど暮らしたホームステイ先のホストマザーの声を思い出す。Would you like cup of tea ?湯気の立ち上るティーカップと何種類かのお菓子の入ったケースをトレイにのせて部屋の前で声をかけてくれた。多分もう亡くなっているけれど、夜の薄明るい廊下にやさしく響くあの声はこの先も記憶のなかで何度でも再生する。エッセイのほほん日和 by むうこむうこです。 書きたいことを浮かんだままに。