(多分)全員、悪人。
ADELTAの新作BLゲーム「大穢」の前編をクリアした。アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」を昭和の日本を舞台にオマージュしたクローズドミステリー。ホラー要素は前編では薄め。グロ描写も文字としてはあるけど、絵やスチルとしては上手く表現されているから苦手な人でも全然できると思う。
主人公総攻めということで、発表された時からめちゃくちゃ楽しみにしていたものの配信開始後なかなか手を付けられずようやく終わった。(11月10日現在)
前編で後略できるのは9人のうち3人。キャラクター紹介の上から三人、有明、新橋、青海。
攻略順は有明Bエンド→有明Aエンド→新橋エンド→青海エンド。
とりあえずルート順に感想。前情報はあまり入れないでゲームをするタイプのオタクなので、どんな人物か、とか声優も特に確認せずにプレイしている。
前編全ルート終了後、初期設定資料集読了済み。
有明Bエンド【送火】
ファム・ファタールじゃねぇか、と思っていたら初期設定資料集でファムファタ男って言われていて笑った。
有明に関しては船で会った時から「こういう人間が一番ヤバそうだよな」を感じていたので、顔が可愛くて困っている人を放っておけないだけの好青年ではないだろうと思ってはいたけど、『親切』のベクトルがいろいろな方に向いているタイプの男だった。
普通に生きることが難しくなった実の父親が死を望んだ瞬間を目の当たりにして、優しさゆえに見殺しにしたら母親に憎まれ、幼い頃から座敷牢で過ごしていた、此処だけ聞いたら可哀想な子。青海ルートで自殺について市場前や有明と口論になっていたのも、そういう思いや考えがあったからなんだろう。
左手の薬指に指輪してるのが最初から気にはなっていたのと、大崎が電話し終えた後のスチルから妙な執着をしているな、と思って違和感がずっとあって、大崎がキャラメルを盗んだ話をし始めた時に全てを悟り頭を抱えた。まあそうですよね。そんな偶然あるか、と思うけど、運命と言われると本当にそうとしか言いようがない。
有明エンドは有明のことは勿論、大崎の生まれや掌の火傷の理由を知るための位置づけとしてメインルートで、大崎が自分のことでメンタルボロボロになっていたのは前編では有明ルートだけだったなと思う。このエンドで救助された時に大崎が有明に「あなたを殺します」って言ったり、「この男と心中する」って思った時はこいつぁいい攻めだ!!となったんだけど、殺しもしないし心中もしなかったので情けない男だな、全く、となった。ただ大崎の存在が有明の殺人衝動(もっといい言い方が思い浮かばない)の抑止力にはなっているので、運命と呼ぶには相応しい二人だと思う。
有明はどのルートでも大崎のことを見捨てないし(特に青海ルートでそれを感じた)、最初から大崎が台場ではないことを知っていた今のところ唯一の人間なので、この時点では大崎の一番の理解者であり大崎にとっても有明の存在があったからあの島で最後までやって行けたんだろうと思う。メインである所以。
それを考えると、このルートで有明がやったことはただ大崎を手に入れるためだけの傲慢さからきているものなので、汐留殺しもメモの偽造も「やってんなあ!」と思った。あと「誤解されやすい」も親切で人たらしだから好意を持たれていると誤解されやすい、なのかと思ったら、親切ゆえの人殺しという意味かい。
どうでもいいけどこのルートで大崎の性器が壁に影として映るスチルがあったんですけど、あのスチル本当にエロ過ぎるし美しすぎる。許されるなら壁紙にしたい。あれはなんかもう、ミケランジェロとかの、芸術の域だろ。
有明Aエンド【迎火】
Bエンドは選択肢が一つも無くて、何もしなくても辿り着く最初のエンディングだったけどAエンドは分岐。島の中で有明にキスをしないことを選ぶと辿り着く。
キャラメルを盗んだ相手が有明だった、と大崎が自力で思い出すとこっち。(Bエンドでは有明発信で知った)Bエンドは大崎の嗜虐性を改めて有明が引きずり出して、有明の被虐嗜好にも大崎が島内で気付いたから殺すだの心中だの物騒な感じになったけど、こっちはBエンドに比べると大崎が純粋に有明を愛したように見えた。まあ最後なんかの蓋は開いたみたいだったんですけど。
Bエンドの大崎と有明は互いに縛りあって生きていきそうだけど、Aエンドは大崎いつか有明に殺されるんじゃなかろうかと思う。
あとこのエンドで市場前、新橋、青海が諍いになり全員死亡になったみたいだけど本当なのだろうか。でも有明に男三人、特に市場前と青海を殺す体力は無さそうだから本当にそうかもしれない。まあでも多分青海が新橋と市場前やった後に自殺したんだろう、とは青海ルート終わってから思った。そうなるとこの場合の日出君はどうなったのかと思うけど、日出くんだけ逃がしたかな。そうだといいな。
新橋エンド【冥界】
このエンドを見てから十分に寝なくても元気だし、食べなくても元気だし、それどころか空腹感をあまり感じなくなったし、風邪は治るし、肌の調子もいい。こうなると逆に終わり。狂いました。新橋と言う男に。あと本当に声優情報を知らなかったから、第一声聞いた時にも終わった。私は皇帝さんが本当に好きなので。
神経質で尖ってツンケンして頭のよさそうな面倒くさい男が好き(眼鏡であればなお良し)なので新橋が登場した時にこの男ヤバいかもなぁ~と思い、船野さんの遺体が燃えてる時の「軽油を撒かれたの貴様でしょうがッ!!!」とか台場静馬の罪状が見つかった時の
大崎「新橋さん、後日……」
新橋「今したまえよ~ッ!」
でSO CUTE...となり、その後もずっと可愛いという感情しか湧かなかった。オタクはみんな新橋好きなんじゃないの。まあ大崎にとってはやりにくい相手だったろうけども。
有明ルートでは大崎とバチバチにやりあっていて、その理由が最後まで大崎が本物の台場静馬であると疑っていたこともわかったし、まあ和解は無理だろうなと思いはしたけど、新橋ルートに入って『善人』ぶっていることも鼻に付いたんだろうなと思った。有明ルートでの大崎は、終盤ずっと有明のために動いていたからより偽善者に見えていたんだろう。私はずっと新橋を気に入っていたから、有明ルートの新橋が大崎に酷いことをしても「まあ新橋だしな」と思って見ていたし、というか本当に最初のルートでは大崎と日出以外を全員ろくでもないやつだと思っていたから、その中でも新橋は割とまともに見えていた。
竹芝が市場前を刺そうとした時も新橋に一番に大崎に「止めろ」って言っていたところとか、青海・竹芝にされた拘束を自分で解いたところとか、でもそのあと青海竹芝を追うときに泣いていたところとか、有明ルートでは見れなかった表情をずっと見せられて、おいおいこんなの好きにならないわけないだろう……。というか新橋、過去のせいで人に傷つけられることに慣れすぎているので、悪意に対して割と冷静だなあ、と思っていた。ら、泣き出したみたいなのでびっくりした。あの時点で大崎の前で泣くと思っていなかった。
新橋ルートにおいて、大崎がずっと新橋を「小物」「臆病者」と見抜いたうえで、被害妄想癖や臆病者な理由が幼い頃に兄に精神的にも肉体的にも虐待されていて「明日は殺されるかもしれない」と思っていたから、というのは回収が美しくて感嘆した。あの言葉遣いも自分を強く見せるための武装なんだろう。かわいいね。
最初の大崎の墓参りにシーンが繋がった時もびっくりしたけど、品川君と大崎が観劇の話し始めた時に「あ~~~!??!??!そこが繋がるのか~~~!!?!?!???!」となった。冥だから劇団プルートなのか……見事……。なんというか、大崎と新橋が協力体制を取るようになってから割とずっと新橋の口調とか喋り方が緩くなっていてかわいいなあと思っていたけど、再会して、新橋邸に誘われる時も新橋邸でも会話も、エッチシーンもかわいすぎてどうしたものかと……。何回か話を深めるために島でのシーンも見直しているんだけど、新橋ルートに入る度に絆され度がどんどん上がっていくのが見えて面白い。でろでろに好きじゃん、大崎のこと。猫の名前の件とかもなんかもうさ~~~、何なんだよこの二人は。ケンカップル至上一番かも。
新橋も大崎も親兄弟に愛されず、祖母に育ててもらったという共通点も良かったのかもなあ。ただ大崎の祖母は見守っていたとも思うけど、どこか見張っているような感じもあるから大崎にまだ謎が残っていそう。新橋はしっかりおばあちゃんからは愛されていただろうけど。
ただ、新橋が大崎祖母の死因を知ったらどんな顔するんだろうと思う。新橋のほうが殺人を犯したという点で犯罪者ではあるけど、自分と大崎を繋いだ祖母の死に大崎が関わっている、のは結構ショックに思うんだろうか。教えてください、くろさわ先生。
有明ルートで星座みたいに背中にケロイドがあるの見た時から「誰にやられたんだ!!!!」と思ってはいたんだけど、まあ正直えっちなんですけど、新橋ルートでそのスチルなかったので少し唇を噛んだ。大崎が背中のケロイドに嫉妬して、噛み痕とかで上書きする流れがあっても良かった、けどこれあまりに二次創作過ぎるな。自分で書くか。
最後の最後に推しの足コキと攻めの激ヤバ執着が見られたので満足。
あと正直新橋ルートは新橋だけじゃなくて竹芝のことも好きになった。一番人間味がある。常識の有無とか善悪の正しさとかじゃなくて、一番竹芝が人間臭い。市場前殺害の時とか、行方不明だと思われていた青海が現れた時とか。あと正直青海と竹芝のカップリングはあってもいい。日出くんを人質に取ったのも、二人とも少年を巻き込みたくないと思っていたみたいなので、青海は教員だからその感情を持っていても当然だけど、竹芝は単純にそういうところも人間らしいなと思った。正直、有明ルートで竹芝が死んでから場の空気が本当に暗くなったので、新橋ルート始めて生きてる竹芝に会えた時にあまりに嬉しくて泣きそうになったし、お茶の時も竹芝が三日月で倒れていた時も「死ぬな!!竹芝!!!!」となった。生きていてよかったけど、青海と逃げた時点で青海に殺されそうだとは思っていたので、まあそういう人なんだろう。後編で大崎に救われてください。
あと鯖缶だらけの新橋の隠し荷物見た時に竹芝が「猫ちゃんかいな、」って言ったの時に「本当にそう」となった。このルートで一番面白かった。
青海エンド【挽歌】
すみません、有明と新橋を返してもらえませんか。
竹芝ァ!!!!!貴様ァ!!!!!!!となった。マジで。新橋ルートの竹芝のことは忘れていた。でも私は最後の選択肢で「竹芝なわけないだろ、絶対青海と汐留の共犯だろ、ふざけるなよ」と思っていたし、認めたくなかった。部屋割りで新橋、有明、竹芝になった時に竹芝可哀想だなと思っていた。お前ぇ!!!!!!そういう自分の欲求に真っ直ぐな人間らしいところも好きだよぉ!!!!!!!
青海の話を一旦置いておくんだけど、有明は大崎が台場静馬ではないことに気付く要因があった人間だからあの夜に「台場さんではないでしょう」と言ったのはわかるんだけど、新橋は船野さんの部屋に隠れている大崎に気付いた時何を思っていたんだろう。なぜ新橋は竹芝を疑っていたんだろう。一人であの部屋に向かって、大崎をどうしたかったんだろう。まあ殺すつもりは八割ぐらいあっただろうけど。(ここまで妄言)
青海はどのルートでも面白いぐらい何を考えているかわからなかったし、ルートクリアした後でも青海の思考に私はあまり寄り添えないなあ……と思っている。でも割とどのルートでも最後の方まで生き残っている。善悪はどうでもいい、自分の目的に従う、自分の目的に近いほうに従う、というのはやはり生存率を高めるんだろう。
このルート、罪状の話が全く出ないからいつまでも大崎は台場だし、途中ぐらいから大崎が混乱しているのめちゃくちゃ可哀想だった。プレイヤーとしては船野が自殺じゃないことも、罪状の内容も、大崎が罪状のことを台場から聞かされていないことをわかってやっているから、青海ルートが一番ずっと振り回されて巻き込まれている感があって本当に本当にかわいそうだった。(2回目)
だから凌辱ルートがあると思っていなかったけど、青海がずっとあんな感じだから痛いとか目を背けたくなるほどではなくて、というか島内にいる間にセックスするの有明以外にもあるんだな、と驚いた。有明と大崎の因果が強すぎて、有明以外で島内で関係を持つ人間はいないとばかり。
よく考えれば新橋ルートでは大崎がブチギレることがなかったから、島にいる間に行為に至るかどうかは大崎の怒りとか加虐性によるかもしれない。有明ルートでは新橋に殴りかかっていたし。後編キャラのルートはその辺も確認したいな。
青海って本来何の罪もない人なのに、自分が紹介した生徒の自殺が父親の罪によるものなのかを確かめるためだけに代理としてやってきて、全員殺して自分も死のうとしていたの、父への羨望と生徒への罪悪感と嫉妬にしても重いなあ~という悲しさはあった。有明ルートで罪状明かして「これで全員殺さなければならなくなりましたが」はあながち本心だったのかも。死ぬ覚悟があったとはいえ、無罪の男が態々罪を作りにあの島へ向かい、自死しようとしたものの生き延び、帰還後もなお施主を探していた執着はかなりお見事なんだけど、「愛があり余っている」台場に対して青海はそれこそ父親からの愛に飢えていたんだろう。青海のことを見守ってくれたお母さんのような存在がいてくれてよかった。
青海と大崎ってこの後どうなっていくんだろう。でも有明や新橋に比べれば、大分穏やかそうに過ごせそうに見える。似た者同士、というか心地いいもの同士、普通に幸せになって欲しい。
このルートで、有明と市場前と汐留の自殺は罪か、みたいな論争あったけど、なぜ自分の命を好きにしてはいけないのか、何故意思のない死体を損壊してはいけないのか、みたいな話は人の倫理観によるし、市場前さんと有明の意見の違いはここに起因するものだけど、汐留の言い分が一生保身で面白かった。汐留がキャラクター紹介で【あなたの拡声器】になっていた理由もこのルートで初めて理解した。
各キャラクター印象
・大崎・・・主人公。最初は探偵故の冷静さに「お前に攻めが務まるのか?」と不安視していたけれど、杞憂だった。まともな人間ではあるけど、本質のところでまだ後編でヤバさが出てきそうだなと思う。
生まれの複雑さとか祖母の最後とかいろいろ可哀想な男だけど、真面目で善人に見える、善人であろうとしている男の奥底に加虐嗜好が潜んでいるのはたまらないなあ。大崎祖母は焼身自殺で大江杏も焼身自殺しているのは何か関係があるのだろうか。大崎もなにかの因果に導かれていると思うので、このあたりも後編楽しみですね。
・有明・・・大崎の運命。最初から普通にずっと怖い。割とどのルートでも関係なく大崎に執着するのがメインヒロイン(?)パワー感あってよかった。新橋ルートの島脱出前に一旦大崎と有明だけになった時が一番好きだったかも。
・新橋・・・大崎の縁。そしてSO CUTE。大浴場で袋から出て背筋伸ばしてるスチル見た時に「マーメイドプリンセスじゃん……」となった。推しであることを抜きにしても、厄介な被害妄想癖はあるものの、多分人間としては大崎、青海と並んでまともな部類だと思う。理にかなっているし、頭がいい。って思ってたら早稲田卒かい。そりゃ頭いいわ。あと「Д」←この口になる時結構あって本当にかわいかった。ねこちゃん。
・青海・・・大崎が手綱を握る男。青海ルートにおいて、青海父の罪を知っているのは最終的に大崎と施主だけなので。銃の扱いに慣れているのを見た時は絶対カタギじゃないと思ってた。そして陥没。何がとは言わないが。
・竹芝・・・徹頭徹尾道化男。今のところ全てのルートで可哀想。多分新橋がいなければ一番好きだったし、この男のルートが前編にあったら完全にこっちに終わっていたと思う。大崎(台場)を殺すために用意されたヒ素入りの茶を飲んで死亡、青海に裏切られ死亡、汐留に目をくり抜かれ食われて死亡。だがそれが愛しい。一番人間らしい。一番血が似合うのも人間臭いからかも。後編の予告でジョーカーと言っていたけど、少なくとも前編ではずっとこの男は道化だったので竹芝ルートは楽しみなようで怖い。新橋とは別のタイプの狂いを起こしそうで。
・市場前・・・今のところまだ好きになれる要素が体つきしかない。あの時代に戦争軍医として派遣されていた人だから、「お国のため」という志向が強いのに、自分が助かる道があるならば善も悪も関係ない。人間臭いけど竹芝との違いは世間体もあり、大人すぎるところなんだろう。だから新橋ルートで竹芝と相いれなかったんだと思う。これはこれで後編に期待。雄っぱい候補②。
・汐留・・・昭和の涼宮ハルヒ。青海ルートの時の感じがずーっと嫌だったけど、竹芝の眼球喰い始めたぐらいで「汐留は狂気しているほうが見ていて気持ちいいな」と思った。悪意の混じる正義ってこんなに醜悪なんだなあ、と思えたのは声優さんの演技力の高さもあるんだろう。ルートが二つあるらしい。大崎、これとセックスするの?まじ?それは普通に楽しみだな。
・日出・・・日出キュン。守るべきもの。あの状況で皆が日出君を害そうとしないのだけが救い。母親の代理で参列しているものの話ができないということもあり、謎が多い。有明ルートで最後は行方不明になったこともあり最初は施主候補の一人だったけど、新橋ルートで新橋のペンダントを大崎に託して海に沈んでいったのを見てちょっと薄れた。
・豊洲・・・糸目僧侶。開眼スチルと立ち絵が鬼にしか見えなくて怖い。青海ルートで豊洲という僧侶も、話していた寺も存在しないことから割と施主の本命。電話を壊したのが豊洲さんなのかどうかもまだ不明。有明ルートでボートに乗った時に「絶対このボート爆発するやろ」と思っていたら沈んでしまい、生存不明に。でも食料を盗んでいたところを見るに、なんか施主らしくないなあとも思える。竹芝の手品見た時の反応があまりに可愛くて、本当に目を押さえて「かわい~い……」と悶えてしまった。
・船野・・・船野さん好きな食べ物なに?あの島にいる間ちゃんとご飯食べてた??船野さん、スリーサイズは???測ったことない????じゃあ全部今から測ろうか!!!!!!!!!ね!!!!!!!!!
船野さんを最初に見た時に「絶対雄っぱい枠だ。絶対にスケベスチルが見たい」と思った。普通にずっと可愛い。どうしてあんなにかわいいんだ。生きてるだけで可愛い。頑張って生きて欲しい。残念ながら前編ではすべてのルートで死んでしまったので早く後編で私に船野さんを救わせてほしい。
・台場静馬・・・施主候補ナンバーワン。ここも声優が推し。大崎と顔がコピペと言われているが、台場の人相が悪いのと大崎の赤い隈のせいで「そんなに似てるか?」と常に思っている。大崎との関係が気になるところ。幼少期に家族に愛されていないから「俺は愛に飢えている」って言うならわかるんだけど、「俺は愛情が有り余っています」というセリフにめちゃくちゃびっくりした。この人与える側の人間だ、強いな、と。このセリフ、現段階でこのゲームで一番好き。
実の兄とその子どもを事故に見せかけて殺したみたいだけど、大崎が戻ってきた後、今のところ全ルートで台場家から抜けているので純粋に台場の血を絶やしたかったのだろうか。あれ、でも奥さんいるんだっけか?謎が多い。正直、台場に限っては攻めでも良いと思っている。
・芝浦希継・・・三回忌直前の8月に鎌倉駅で身投げし、死亡。大崎が乗っていた電車が接触した。新橋の罪状を持っていると思われる人物。どうして身投げしたんだろう。
全体の謎
【施主】
台場か豊洲かなと思っている。一応日出くんや日出母もちょっと疑わしい。
新橋ルートで新橋の台詞の「施主に恨まれる覚えがあり」「施主は大江さんに近しい人物」が赤字になっていたから、少なくとも彼お得意の被害妄想だけではないのだろう。
大江杏の死に方が新橋の書いた脚本になぞらえたものだったから恨まれている、と言う点は全然捨てなくて良いと思う。罪状のことは別にして。罪状はつまるところ参列者を呼び寄せるための餌でしかないのだろうし。
ただ有明然り、新橋然り、台場然り、罪状の殺人や罪が全て事故とか自殺として処理されているのであればそれに詳しいのは警察関係者になってくるので……新木場さんなあ……いや、流石に無いと思いたい。
【大江島と参列者】
豊洲曰く、参列者はみなどこか顔が似ている。市場前と新橋の鼻、青海と有明の目など。台場と大崎の顔がコピペなのも含めて。
大江島の始まりが妊婦がこの島に辿り着き、産んだ子どもと妊婦が子を成して繁栄したこと、大江杏と似ている人物が多いこと(有明妹、大崎・新橋の祖母、島の民家に残されていた写真の遊女など)から、大江島は近親相姦で発展し続けた島で参列者全員大江島にルーツがあるのだろう。
ただ流刑になった罪人が辿り着く島、って話もあったし、地下牢もあったのでやばい犯罪者の血が全員に流れているとかでもおかしくないのかも。
【大江杏】
家族を巻き込み焼身自殺。これは新橋の書いたシナリオに沿ったもの。(死を描いてほしいと言われたために新橋は書いた)
生存説もある。生きているのなら、大江杏が施主の可能性は十分高いがはたして。
大江杏のことが一番わからないまである。これはもう一回最初の方を見直した方が良いかもしれない。
【書簡】
どうやら大江杏からの手紙っぽい。
誕生日、秋日、公開日は『お義兄様』に宛てているが、記念日は『あなた』宛てになっている。秋日で『お姉様』と書かれているので、『お義兄様』はつまり大江杏の姉の夫なんだろう。秋日でボートという言葉もあるので、どうにも台場が絡んでしまう。
記念日は『奥様』と書いてあるので、『お姉様』とイコールではないんだろうと思う。わざわざ自分の姉を『奥様』とは書かなさそう。これ確か青海ルートクリア後に解放されたはずなので、もしかすると青海卓一宛てかもしれない。昔やんちゃしていた、が猫殺しのことだったらやんちゃどころの話ではないんだけども。
だから明確に宛先が一通だけ違うんだろうけど、これが何を意図しているかはまだまだ不明。
因みに参列者の中で三回忌時点で結婚しているのは多分市場前と台場。有明も死亡しているが結婚はしていた。あ、芝浦希継もか?
【ボートが沈んだのは】
有明ルートで豊洲さんが乗ったボートを沈ませたのは誰なのか。真っ直ぐ考えれば青海にしか不可能なんだけど、豊洲の自作自演の可能性もあるなあとは思っている。爆発しなくて良かったね。
終わり
見落としてる部分もありそうだから、あと何回か全ルート見直す必要ありそう。
もう一回新橋ルート見直すか、と思ったら竹芝ルートの選択肢出てきた。ルート入りそうになったら後編予告動画流れたけど。それ以外の分岐選択肢は見つけられていないので、これもまあ一人後略するごとに解放されるのかも。
前編全ルート終わったのが11月10日の23時50分ぐらいだったから、日付変わった瞬間に新橋のアクリルスタンド3個買った。奇跡的に誕生日に間に合ったので、新橋と私も運命ということにしてほしい。新橋のアクスタを最高のタイミングで買うためにこの日までプレイできなかったことにしよう。