他人が何を考えているか、何を楽しみに人生を生きているのかに非常に興味がある。とても、すごく、興味がある。自分のことが嫌いだからである。
中学生の頃読んだライトノベルにこんな話があった。確か同い年くらいの男の子がひょんなことから他人の頭の中に入れる力を手に入れる。その人には気づかれずにこっそり侵入するかんじ。まずは好きな女の子に入る。するとどうだ、純粋で可愛くて狂おしいほど真っすぐに知らない先輩のことしか考えていなかった。男の子は絶望と罪悪感ですぐに抜けて、別の脳に入る。人の考えを知っては別の人へ。次第に遠くへとおくへ行ってしまって、自分の身体に戻れないまま、実体は腐ってしまいました。おわり。
この話がとても好きで「理想だ!」とすら思って、でも友達に聞いても誰も読んだことがないという。幻?
企業研究をしていて、たくさんの会社と社会人の「理念」を読んで、あの本と同じ感覚がある。どばどばと他人が脳に入ってくるかんじ。面接前だからだろうけど、これがまぁ時々無性に楽しい。わくわくするホームページを見るたびにその感情は能動か受動かドキドキしちゃうけど。
情緒ジェットコースター就活生、おやすみ
作業BGM:damn/藤井風