お正月に見たもの(祓除)

slowpoke
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いつか見よう、いつか見ようと思っていたテレビ東京の祓除を見た。Tverで。(祓除の様子自体は配信限定のため、事前・事後番組のみである)

ちょうど昨年のお正月にAマッソの「奥様ッソ」や「このテープ持ってないですか?」に夢中になっていた自分としては(大森時生プロデュースの今作を)見ないわけにはいかなかったが、ちゃんと腰を据えてみたいと思っていたらお正月になっていた。

最近はフェイクドキュメンタリーのホラーが増えていて、ゾゾゾがやっている「フェイクドキュメンタリーQ」の配信開始時に偶然見合わせたこともあって、この流れに一緒に流れているような感覚があった。そのフェイクドキュメンタリーQの製作をされている寺内さんもこの「祓除」に関わっているというのは面白い(「近畿地方のある場所について」の背筋さんも参加されているということでアベンジャー感のある体勢ではある)

感想としては、この大きな祓除という儀式に上手く乗りきれなかったような感覚がある。それは一度に事前・事後番組を見てしまったせいにもあると思う。

この番組は事前番組でイベント自体の説明(テレビ放映)を、祓除というイベント自体を横浜の赤レンガ倉庫で実施(様子は配信で購入可)、事後番組としてイベント後のことの顛末を紹介する(テレビ放映)という流れになっている。現在は、イベント自体の配信は終了してしまっているので、事前・事後番組のみしか見ることができないのだ。

イベント本編をしっかり見ることができなかったこと、事後番組を時の経過を待たずしてすぐに見てしまったために、気味悪さがうまく醸成されていなかった。昨年見に行ったAマッソ単独ライブ「滑稽」では、やはりその場にいたことで完全に魔法にかけられたような感覚があった。あの時に感じた『ライブ感』を今回の「祓除」でも感じることができるはずだったような気がする。イベントの配信を楽しみながら待ち、ただならぬ雰囲気で終わったことに動揺を覚えて、事後イベントで顛末を知る。これでまとめて1セットだったのだと思う。うん。ちょっと残念。

U-Nextでは大森氏が手がけた別番組「SIX-HACK」も配信されているので見てみようかな