#265 あの日をたどる旅 1日目

smm
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公開:2024/8/6

かつて野薔薇ちゃんは、恵に対して「アンタ自分の話しなさすぎじゃない?!」と怒っていた。

ゆうじくんはどうだったんだろう。

仙台のころの思い出はみんなに打ち明けていた気もするけど、この北上にいた記憶は宿儺に初めて話したんじゃないだろうか。

どんな命にだって価値がある。それを伝えたくて、ゆうじくんが見せてくれた、この世を漂う記憶のかけらたち。

推しがそのつもりで打ち明けた思い出なら、それは見に行かないといけない。本誌を読み決意を固くし、新幹線とホテルを取り、行ってきました北の地。

そんなオタクのただの長い日記です✍🏻🐯🍑

7:16東京発 はやぶさ101号

とにかく新幹線は早朝に乗るのが好き。そして必ずテレワーク優先車両に乗ります。静かでよいです。

普通に仕事して(不本意…)、なんか打ち合わせに出て(不本意…)、気がついたらあと30分。行きたいスポットはマッピングしてきたけど、順番を考えていなかったことに気づいた。マップの感じだと絶対に徒歩では無理だとわかっていたので、どうしたもんかと思い、とりあえず先生に聞いてみる。ChatGPTです。

そしたらちゃんと考えてくれた。

結局、色々と幸運もあってこの順番にはならなかったですが、ありがとう先生!

東北新幹線 北上駅 12番ホーム

9:42 北上駅着。とても静かな駅で、サラリーマンが数名降りた程度ですぐにホームからは人がいなくなる。

偶然降りた場所が、例のベンチの目の前。7号車でした。

来たこともないのになぜか知っている風景、見てみたかった風景。それが突然現れてうるうるしちゃった。2人くらい写真を撮っているオタクさんがいたけどすぐにいなくなってしまい、本当にわたしひとり、がらんとしたホームに残される。

虎杖悠仁がいたホーム。

誰もいない、ただ北へと続いているホーム。

「ここは途中駅なのだ」と言われている気がして寂しいような、でも終着点ではないから怖くはないような。

とりあえずゆうじくんを取り出して写真を撮った。迷って笑顔のやつにしました。いつか、こんなふうに制服を着て友人たちと帰って来る姿を想像して。いきなりめしょめしょするオタク。

そして一度東口に出て、「地元民以外まぁ知らねえよ」な鬼剣舞を見る。わたしも知らんかった。

そして北上、普通に暑い。

ここから西口へ通じる地下連絡通路へ。鬼剣舞のすぐ隣にありました。ドキドキ。

薄暗く、降りないと先がよく見えなくてちょっと怖かった。

そして降りた瞬間、異様にひんやりした空気に切り替わったのでびっくり。ここだけ涼しかった。誰もいない地下通路。街灯はあるものの夜ひとりで歩くのは怖いだろうな。

音がとてもよく響く。ゆうじと宿儺の話し声も反響したんだろうと思います。全長は歩くと3分くらいかな?

ここを通ると駅の反対側(西口)の方に出ます。あとから聞いたところによると、西口は在来線のホーム側なので、地元民にとってはこちらがメインとのこと。

ひさしぶりにお葬式で帰ってきたゆうじくん、この景色を見て「寂れたな」って思ったのかな。

ここからタクシーに乗ろうとしたもののたまたま見つからず、もう一度地下通路を歩いて東口へ戻る。ChatGPT先生によると、タクシー移動をたくさんしないといけないらしい。

ちゃんと回れるかな、と不安もあったけど……そもそも一人旅なんて向いてないんだけど…INFPだし……それでも、イケるやろ❕という謎の確信が、すももにはあった。なぜなら、

地方のタクシーのおっちゃん絶対に親切説❕❕❕😁😁

かつてインテに一般参加するために大阪に馳せ参じた際、色々あって予約してたホテルに泊まれなくなり(本当です)、彷徨った前後に大阪のオッチャンタクシーにお世話になった。困っている観光客にオッチャンは優しいのである。

「北上は初めてですか?」の質問に正直に頷くと、「だったら北上の印象良くするために頑張んなきゃな〜!!」と笑ってくれた。

対戦よろしくお願いします❕

というわけで「いわゆるオシカツ?」と察しの良いオッチャンとの旅が始まりました。

やすらぎの像

ストーリーの流れ的に最後に見たかったですが、一番遠いので(北上川を越えないといけない)最初に訪れました。

山を登ったところにあって、直前で駐車してもらい、結構な急斜面を少し登った。サンダルちょっと大変だった。

頂上にはこの岩と、像があるだけなんだけど、この岩……虎杖悠仁が腰掛けていた岩、あの表情、あのセリフあの決意、イヤーーーーッ!!!!と思ってしばらくたたずんでいたら、心配したオッチャンが追いかけて登って来てくれた。「この辺熊が出るんよ」いやそれは早く言うてくれ。

やすらぎの像…というお名前だけど、異様に高くて、顔つきが怖くてちょっと不気味だった。ゆうじくんは鬼神なのか仏なのか、何者になるんだろう。

駅に戻る途中で、一コマだけ登場した橋を見ました。

珊瑚橋

つまり駅から歩いて北上川を超えたってことなんだろうけど、なかなかの距離。

この下は北上川で、桜並木があった。じーちゃんとお弁当持って見に行った思い出もきっとあるんだよね。春夏秋冬、たくさんの思い出たち。

船場児童公園

そしてすごく楽しみにしていた、ゆうじくんが一番遊んでいたという公園🐯!!

スライム流しちゃった水道。写ってないけど、確かにこれは流れるな…というくらいには排水口大きかった。

下々先生、ヤンチャ坊主の解像度高すぎる。わかる、スライムにハマるんだよね、男子って。

遊具は確かに少なめで、草が覆い茂ってた。この暑さ、きっと最近は誰も遊びに来てないだろうな〜と思う。

そして紫陽花、ギリギリまだ咲いていた〜!よかった🥲

季節的に難しいと思っていたけど見れて本当によかった…。

さくら野百貨店 北上店

次はここにお願いします!と言うと、「北上唯一の百貨店です!」と言われた。発想がゆうじくんと同じだ…!

本誌には出なかったですが、「上に映画館が入ってるからそれでチャラにした」その映画館が気になって、中に入って見に行ってみた。5歳ころから映画館行ってたのかな。じーちゃんに連れられてポケモンとか観てたのかなあ、かわいいね、小さい頃に映画館で観た映画って特別だもんね。

わたしはてっきり、五条先生にたくさん映画見せられて好きになったのかと思ってたけど、幼いころからの趣味だったんだ、とわかって嬉しかったな。

もしかしたらじーちゃんの趣味だったのかも。それならポケモンは観てなさそう、なんかもっと渋いやつ。なんか「ナム…」とか「むべなるかな」とか言うゆうじくん、じじくさくて新鮮だった。なんだよむべなるかなて。真似しよ。じじくさいゆうじくん好き。

しばらく休憩して、ザリガニ🦞スポットは歩いて10分程度だと知り、歩いて行くことに。めちゃくちゃ暑かった…!!気づいたら青空ピッカピカになってた。

公園に向かう道、もしかしたらこの辺りを歩いたのかもしれない。5歳のゆうじくんが、虫取り網とカゴを持って走る姿が見えた気もする。

帰帆場公園

ザリガニ公園、なんかザリガニ釣り❕みたいなスポットあるのかと思ったら、シンプルにただの池でした。覗いてみたけど🦞は見えず。わざわざザリガニ釣りの道具?を持って行ってたのかなあ。ゆうじくん、教えて。

男の子が秘密基地にしてそうな場所。夏休み、きっと毎日のように来てたんじゃないかなあ。

奥の方に屋根のある休憩所があって、そこでふ〜っと休憩して、また歩いて駅に戻りました🐯

10時ごろから回り始めて、ちょうど2時間程度でだいたいのスポットを回ることができたよ!

ゆうじくんの夏休みの思い出を見させてもらったみたいな、そんなきもちで

この地ですくすく育ってくれてありがとう…育ててくれたこの地も、ありがとう…と全てに感謝して北上に別れを告げました🫰🏻

ゆうじくん、ここに連れてきてくれてありがとうね🐯

みんなで乾杯🍻

おまけ

今回の旅のお供たち✊🏻いっぱい連れてきた!!!!INSPICはその場で写真をシール印刷できて便利です🌈

突然の夏油!そうだ岩手の地名でした

もうすぐ再上映だねっ😭

最後まで読んでくださりありがとうございました🍑🌻