私が心から愛してやまない「名探偵コナン」という作品に、いつどのようにして出会ったかを、自己満足でつらつらと書き綴ってみようと思います。
既にSNSで何度か書いたことはあるのですが、改めて振り返ってみたかったのと、「しずかなインターネット」に初めて投稿するものは、やっぱり「コナン」の話がいい!と思ったので書きます。
私がコナンと初めて出会ったのは、進級を間近に控えた小学一年生の頃でした。
テレビで、劇場版1作目の「時計じかけの摩天楼」を再放送していたのを偶然観ました。当時、お話は大して理解できていなかったと思うのですが……というより、設定もキャラクターも知らなかったはずですが、私は夢中になって観ました。そして観終わった私は「最初から全部観たい!」と主張しました。
しかし当時はVHSの時代。タイムシフトマシンも配信もありません。ですが、幸運なことに親戚が録画しており、そのVHSを譲ってくれました。ありがたいことです。(ちなみにその翌々週に放送していた『ベイカー街の亡霊』も同じVHSに入っていました。記憶が定かでないですが、おそらく一緒に録画してくれたのだと思います。本当にありがたいことです)
ちなみにその際判明したのですが、私は初めて観た時すでに、ほとんど最初から全部観ていたのです!
どういうことかというと、「時計じかけの摩天楼」は、おそらく”名探偵毛利小五郎”のからくりを視聴者に示す意味合いで、映画の冒頭は黒川邸で起こった殺人事件の解決シーンから始まります。既に被害者がいて、容疑者が絞られていて、あとはダイイングメッセージの解読結果と証拠、そして犯人を指摘するだけ!という段階から始まります。私はそれを「お話の途中から観た」と思っていたのです……。でも、あのお話の構造は本当にうまくできているなぁと何度観ても感動します!
何はともあれ、「時計じかけの摩天楼」のVHSを手に入れた私はたくさん観ました。具体的にどこが気に入っていたかとか、どれくらいお話を理解できていたかは全然覚えていないのですが、とにかく何度も観ました。先述の「ベイカー街の亡霊」含めて、母曰く「ビデオテープが擦り切れるかと思った」ほど観まくりました。確かに、今の私が市販のBlu-ray(当然CMなし)を観ていても、「あの頃はここでCMが入った」と、CMの入るタイミングまで記憶が蘇るので、相当観たのでしょう。それに付き合わされる羽目になった母(さすがに一緒に観てはいなかったと思いますが、リビングで観ていたので音は聞こえていたに違いありません)には申し訳ないと同時に感謝です。それにしても、小学校低学年から既にコナンオタクとしての頭角(?)を現し始めている……。
大人になってから知ったのですが、名探偵コナンの原作者である青山剛昌先生は「子どもは頭が良いから、下手に子ども向けに作ると『子ども騙しだ』とすぐにバレてしまう。そこは気をつけている」と仰っていて……。(※インタビュー内容に基づく私の意訳です) 先生のその発言を見て私は「こうやって全力で作ってくれたからこそ、子ども時代の私がドハマリしたんだ!」とすごく納得しました。そしてそれと同時に、青山先生のお人柄に改めて「好き」の想いと尊敬の念を深めたのでした。
少し話が脱線しましたが、とにかく私は「時計じかけの摩天楼」をきっかけに「名探偵コナン」に興味を持ち、それから毎週アニメを観るようになりました。当時のオープニングとエンディング……ではなく、観始めた時のオープニングの次、つまり私がコナンを観始めてから初めて変更されたオープニングとエンディングは、なんだか特別な思い入れがあります。当時すごくわくわくしたのだと思います。具体的には「君と約束した優しいあの場所まで(三枝夕夏 IN db)」と「君という光(GARNET CROW)」なのですが、特に「君と約束した優しいあの場所まで」は、イントロを聴いただけでものすごく気分が高まります。大好き!!
そこからオタクになるまでの経緯も是非綴りたいところではありますが、既に1,500文字を超えてしまったので、オタク化の経緯については別の機会に。
もし、この自己満足でだらだらと長い文章をここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございます!
<参考文献>