2023年10月期のドラマ『いちばんすきな花』は永く心に残る作品になりそうだ。
二周して、ノベライズ上下巻読んで、FODでサイドストーリー見て、解説ポッドキャスト『無限まやかし』の55エピソードもすべて聞き終えて、丸ごと楽しんだ。そして考えた。
このドラマのことを考えるたびに、じぶんの「友人との付き合い方」を顧みる。
「二人組」についての話。学校でよく命ぜられた「二人組を作ってください」が地獄、という点はとても共感するのだけど、じぶんは友人との付き合いは一対一のほうが心地がいい人生のように思う。というより、そういう相手としか付き合っていない。
「集団のなかで振る舞う友人」対じぶん、というのが苦手なのだろう。それは、集団における「役割」や「立ち位置」が、じぶんを含めて一対一で会うときと異なるから。この人の前だから見せるじぶん、ってあるから。
でも、集団でいても心地よい関係性のグループももちろんある。その理由を考えてみると、そうした友人のひとりひとりは「 一対一でも会えるひと」ってこと。集団でも個別でも繕わなくていい、そういうひとが心地いい。
容姿端麗だとかとびきり明るい性格だとかコミュニケーション能力にすぐれているように見えるとか、そういうひとであってもそれぞれにおいて「しんどさ」はあるから。それぞれいろいろあるから、互いに牽制しあわず、ほどよい距離感で付き合っていけたらいいよねぇ。
あーもういっかい、ドラマ観返したい。