朝からもりもりとパンを食べてしまう。全部乾いて見えるのに、噛み締めるとオリーブオイルがじゅわっとしみてくるような風味がするのはなぜなのか。
レシピ本を愛用している料理研究家の人が、都内に食料品の小売兼ときどきお料理教室やイベントをやるお店を開いたと知って気になっていたところ、SNSでいつも写真を楽しみにしていた飼い犬さん(呼び方迷う)もその場にいるという情報が最後の一押しとなり、足を運んだ。
むちゃくちゃひとなつっこくかわいいぬめっとしたビロードのような黒毛の🐕🦺で、お店に一歩足を踏み入れた瞬間からかがれたりなめられたりと歓待されてしまった。大きい犬かわいいかわいいクラブのものです。犬に限らず動物との触れ合い方がいまいち掴めていないし、あちらの好意に甘えてはならぬ……というわきまえの心から、スキンシップがかちこちになりがち。途中でいらした宅配便の方は、顔をめちゃくちゃになめられまくりながらも🐕🦺の首のあたりを撫でさする手つきがとても慣れているひとのそれで、羨望の眼差しを注いでしまった。🐕🦺の一挙一動に心を揺らしながら前から気になっていた茶葉と絵の長いれんげを購入。
その後、よく行く店内の内装食事すべてが好みのカフェ兼パン屋さんへ。少し待つかなと思ったけどすぐ入店できてタイミングがよかった。お昼を利用した人たちが退店して、席が入れ替わる時間帯だったのかも。
カントリーブレッドの端っこを噛み締める。濃厚なポタージュも、ビネガーで和えたと思しき酸味のあるきのことパンに塗られたババガヌーシュの風味がよく合うオープンサンドもおいしい。
前回飲んだものより好みの白だった。りんごとはちみつの風味がする、気がする。青かびチーズに合わせたい。
ほぼ遊具がない、公園とは…?と思うようなだだっ広いスペース(中央の大部分は芝生のコンディションメンテナンスのために立ち入り禁止の囲いつき)の端っこにあった、ISETANの子供用品フロアにあるおしゃれな海外輸入知育おもちゃのような遊具。好みか好みでないか言えばかなり好みの見た目だが、エリア的にトーンが統一された素材、色に若干のいけすかなさを感じてしまうのはわたしの心がくもっているせいかもしれません。
ここからはさらに悪口なのだけれど、そのあと立ち寄った別のパン屋の地下のカフェエリアではおしゃれだけど個性がなくておもしろくないと思ったり、つい最近新しくできたお金がかかっているはずの商業ビルは、最近の流行りってこういう感じだよね?という目配せはあるけど飲食店やその他のテナントのチョイスや配置がなんだかださい空間になっている気がする…これなら(そのテナントの)本店の方に行く……と勝手に悲しくなってしまったりした。悪口終わり。